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棟板金のメンテナンス完全ガイド:交換のサインと二次被害を防ぐ秘訣【サンセイホーム】





「屋根上の異変、どう対処する?棟板金交換の重要性とメンテナンス方法を解説」

屋根の上部は目の届きにくい場所。しかし、「変わった音がする」といったサインに気づくこともあるでしょう。特に9月や10月の台風シーズンには、棟板金の問題が多く浮上します。台風の後、飛ばされた棟板金を庭で見つける経験をした方も少なくないかと思います。実は、この棟板金が風の影響を受けやすいのには、取り付け部の「劣化」や「位置」などいくつかの要因があります。

しかし、万が一被害に遭遇した際、迅速に対応するための知識や、事前のメンテナンス方法を理解していれば、安心感が増しますよね。この記事では、棟板金が被害に遭った場合の実態から、適切なメンテナンス方法までをしっかりとご紹介します。


目 次

  1. 棟板金の基礎知識:役割と意義

  2. なぜ棟板金は風に弱いのか?

  3. 飛散や剥がれる主な原因を解説

  4. 釘の浮き現象の背後には?

  5. 棟板金の寿命と交換のタイミング

  6. 気候の影響:台風以外の気をつけるべき天気

  7. 火災保険の適用可能性:風災による棟板金の交換を知っておこう!

  8. 定期的な点検が重要:特に強風後は!

  9. 交換工事のステップバイステップガイド

  10. 総括:棟板金のメンテナンスの大切さを再認識


「棟板金」という言葉、聞きなれないと感じる方も多いのではないでしょうか? 日常ではなかなか使うことのない言葉ですから、「屋根の部品が飛んできた」「屋根の金属が外れた」といった形でのお問い合わせをよく受けます。どんな表現であっても、その内容はちゃんと把握できますので、何か問題があれば遠慮せずにご連絡ください。

さて、棟板金について具体的に説明します。これを視覚的に捉えると、屋根のスレート系(例:カラーベストやコロニアル)の部分を固定している金属部分を指します。具体的には、屋根同士が合わさってできる山のような角部分。この部分を覆うことで雨水の侵入を阻止し、屋根材をしっかりと固定する役目を果たす金属を「棟板金」と言います。


「棟」とは、二つの屋根面が交差する山のような部分を指します。 「大棟」とは、屋根の形に応じて、その最高点に位置する部分を示します。 「隅棟(下り棟)」は、屋根の端点から角に向かって斜めに伸びる部分を言います。 これらの棟部分に取り付けられる金属材料を、特に「棟板金」と称しています。



棟板金と風の影響の関係性 台風の後や激しい風の際、特に棟板金が被害を受けることがよく話題になります。では、なぜ特に棟板金が風の影響を大きく受けるのでしょうか。

一般的に、多くの人が「それは高い位置に設置されているからでは?」と仮説を立てることでしょう。


実は、その位置の高さも一因として考えられますが、それだけではありません。

棟板金は屋根の頂点部分、つまり風を最初に受ける位置に設置されています。


このため、直接的な風圧を受けやすく、特に強風や突風の時には大きな力が働くことになります。


また、適切なメンテナンスや固定が行われていない場合、風の影響を受けやすくなる要因ともなります。


「高い位置に配置されている」こと、これが大きな要因の一つです。 家の最上部、特に屋根の頂上や隅っこに位置する棟板金は、直接風を受ける位置にあります。

このため、風の勢いをまともに受け、台風や強風時の影響を大きく受けるリスクが増します。

ただ、「位置が高いから」というだけでは全容を説明できません。

ここで、「風荷重」というキーワードを考慮することが重要です。

風荷重とは、建物やその部分が風圧によって受ける力のことを指します。

棟板金の位置や形状、そして材質によって、この風荷重はさまざまな影響を受けます。

例えば、風向や風速、さらには隣接する建物の形状や環境なども影響を及ぼす要因となります。最も高い部分にある棟板金は、風の流れを最初に受け、風の乱れや渦を生む可能性がある。

このような複合的な要因が、棟板金が風に影響されやすい理由として挙げられます。

風荷重…それは建物が風に対して感じるプレッシャー 風荷重とは、台風や猛烈な風の際に、建物全体やその部分が直接感じる力の量を数値化したものです。 具体的には「風荷重=風圧力×受圧面積」という式で算出されます。

  • 受圧面積: 建物の面積の部分で、風が直接吹き付ける面のこと。

  • 風圧力: 特定の風速において、建物に対して風が作り出す力の密度を示す値。

この2つの要素が大きくなればなるほど、建物やその部分にかかる風の負担、すなわち風荷重は増加します。特に、高層建築物や露出部の多い建物では、これらの数値は非常に重要となり、建築設計の際には欠かせない要素として考慮されます。


同じ形状を持つ屋根でも、建物が1階建てと2階建ての場合、風に晒される受圧面積は変わらないでしょう。しかし、風の影響を受ける要因は、その屋根の位置や高さ、そして重要な要素として「風速」が挙げられます。

地球の表面付近、特に都市や住宅地では、様々な障害物や地形により風が乱流し、風速は低下します。これは、風と地表面との摩擦によるものです。しかし、高さが増すにつれてこの摩擦は少なくなり、風速は増加するという特性があります。具体的に言うと、1階の高さより2階の高さ、そしてそれ以上の高さで、風速は格段に増加します。

この増加した風速の影響で、建物や屋根の高い部分にかかる風圧力も増大します。それは、風荷重の計算式「風荷重=風圧力×受圧面積」からも明らかです。高い位置での風速の増加は、風圧力の増加をもたらし、それが風荷重の増大に直結します。

したがって、屋根の高い位置、特に棟板金が設置されている位置は、風の影響を最も強く受けることになります。この理論的背景を持って、強風や台風の際の棟板金の被害が多いことの理由が明確になります。これを考慮に入れ、棟板金の定期的な点検やメンテナンスが欠かせない理由とも言えるでしょう。

「棟板金が風の影響を受けやすい」という事実は、確かに住宅所有者にとっての懸念材料です。しかし、この事実は建築のプロフェッショナルたちにも十分に認識されており、設計段階で適切な構造計算や材料選定が行われています。その結果、新しい家や建物は風荷重に対して十分な耐力を持って設計されています。

とはいえ、年月が経過すると、棟板金は太陽の紫外線、雨、温度変化などの自然環境の影響を受け、その耐久性が次第に低下します。特に、風が強く吹き付ける地域や、頻繁に台風が通過する地域では、棟板金にかかる負担が増加し、劣化が早まることがあります。

また、不具合が発生すると、棟板金は雨風を最前線で受け止める位置にあるため、雨漏りの原因となるリスクが高まります。雨漏りは、家の中の家具や電気製品を損傷させるだけでなく、構造体へのダメージやカビの原因ともなり、健康被害のリスクも伴います。

そのため、棟板金の状態を定期的にチェックし、劣化や損傷が見られる場合は早めの対応が必要です。耐用年数や交換のタイミングを知ることで、住宅を長持ちさせ、快適な生活を維持するための一助となります。この記事を通して、住宅所有者や利用者の皆様が棟板金の重要性を認識し、適切なメンテナンスの参考にしていただけることを願っています。



棟板金の飛散や剥がれの原因について詳しく探る前に、まず棟板金の役割と設置方法について再確認しましょう。

棟板金は、屋根の最も高い部分、特に山のような頂上や角部分に取り付けられる特殊な板金です。この部分は、屋根材の形状や取り付け方法によっては、小さな隙間やすき間が生じやすいのです。そうした隙間は雨水が浸入するリスクが高いため、棟板金が設置されることで、雨水の侵入を効果的に防ぎます。

実際の設置過程では、先ず、棟板金をしっかりと固定するための「貫板」(または「芯木」とも呼ばれる部材)を棟部分に設置します。この貫板は、棟板金の安定性を保つための重要な役割を果たします。貫板が固定された後、棟板金をその上に被せ、釘や特定の留め具を用いて取り付けます。

さて、なぜ棟板金が飛散や剥がれるのか、その主な原因は以下の通りです:

  1. 風の影響:強風や台風などの自然現象によって、固定された棟板金が力を受け、その結果、飛散や剥がれる可能性がある。

  2. 設置不備:棟板金の取り付けが適切でない場合や、留め具が緩んでしまった場合、剥がれやすくなります。

  3. 材料の劣化:長年の紫外線や雨などの影響で、棟板金自体や釘の劣化が進むことで、安定性が低下することがあります。

  4. 外部からの衝撃:鳥や小動物が棟板金に衝突したり、落下物の影響でダメージを受けることも考えられます。

これらの要因を考慮して、定期的な点検やメンテナンスを行い、必要ならば交換や補修をすることが、棟板金の長持ちの秘訣となります。

正確な施工が行われていたとしても、棟板金の飛散や剥がれが発生する可能性はゼロではありません。その主な原因は、棟板金を固定するための「釘」が時間の経過と共に「浮き上がる」ことに起因します。

考えてみれば理解しやすいでしょう。釘が貫板から浮き上がることで、棟板金の固定が緩くなります。初期段階では、風が吹く度に棟板金が軽く動くだけかもしれません。しかし、この浮き上がりが増えると、棟板金の安定性が全体的に低下します。そして、その結果として、強風や台風が来た際に、飛散や剥がれが発生する可能性が高まります。

さらに詳しく追記すると、この「釘の浮き上がり」は以下のような要因で起こることが考えられます。

  1. 材質の劣化:長時間の紫外線や雨、湿度などの環境要因により、釘自体の劣化やさびが進行する場合があります。

  2. 膨張と収縮:気温の変動による木材の膨張や収縮は、釘が浮き上がる原因となることがあります。

  3. 施工ミス:釘打ちの際に十分な深さまで打ち込まれていない場合、時間と共に浮き上がる可能性が高まります。

  4. 振動の影響:近くでの工事や地震などの振動が継続して発生すると、これが釘の浮き上がりを引き起こす場合がある。

これらのリスクを踏まえて、定期的な点検やメンテナンスを行い、必要な場合は釘の打ち直しや強固な固定材を使用することで、飛散や剥がれのリスクを低減させることができます。


釘の浮きや棟板金の剥がれの原因を解明するために、いくつかの要因を考慮する必要があります。新築直後の施工では、釘は適切に打ち込まれ、棟板金はしっかり固定されているものの、経年や環境条件の影響で問題が生じることがあります。以下にその主な要因と詳しい説明をまとめました。

  1. 金属の伸縮による影響: 金属は温度変化に応じて膨張と収縮を繰り返します。特に夏場には太陽の直射熱を受けて棟板金は膨張を起こすことが多く、これにより固定している釘が微動する可能性があります。また、冷え込む冬場や夜間には金属が収縮し、この繰り返しにより釘の浮きが生じやすくなります。

釘の腐食(錆)による影響: 特に古い建物では鉄製の釘が使われていることが多く、鉄は湿度や水分によって錆びやすい性質があります。この錆びた釘が膨張することで、釘の固定力が弱まり、結果的に釘が浮き上がることがあります。

風の影響: 屋根の最上部にある棟板金は風の影響を最も受けやすく、特に強風や突風が吹くと板金を持ち上げる力が増大します。これにより、釘の浮きが促進される場合があります。

木製の貫板の劣化・腐食: 釘の固定基盤となる木製の貫板も湿度や雨水の影響を受けやすく、経年による劣化や腐食が進行するとその固定力が弱まります。さらに、棟板金からの雨水の浸入が続けば、貫板はさらに速く劣化し、最終的には釘を固定する力を失ってしまいます。

これらの要因を踏まえたうえで、定期的な点検やメンテナンスが重要です。特に気温の大きな変動がある地域や高風速地域では、棟板金の点検を頻繁に行い、必要に応じて部分的な補修や釘の打ち直しを行うことで、大きな被害を未然に防ぐことができます。

二次被害のリスク! 棟板金の損傷は、単なる物理的な損傷に留まらず、それに伴う様々な二次的な被害を引き起こす可能性があります。以下に、棟板金の問題から引き起こされる潜在的な二次被害について詳しく解説します。

  1. 雨水の浸入: 棟板金の主な役割は、屋根の隙間から雨水が浸入しないようにすることです。もし棟板金が破損や欠落していれば、雨が降った際に水が屋根の下地や室内に浸入する可能性が高まります。これにより、天井の損傷、壁紙の剥がれ、床の水損、さらには建材の腐朽などの被害が発生するリスクが増大します。

  2. 断熱性能の低下: 棟板金の損傷により、外部の冷気や暖気が内部に侵入しやすくなることで、住宅の断熱性能が低下する可能性があります。これにより、冬は暖房効果が低下し、夏は冷房効果が弱まることが考えられ、エネルギー消費が増加するおそれがあります。

  3. 屋根の損傷の進行: 棟板金の飛散や剥がれが進行すると、周囲の屋根材も影響を受け、損傷の範囲が拡大する可能性が考えられます。結果として、修復に必要な費用や手間が増加する可能性があります。

  4. 外部環境への影響: 強風などで飛散した棟板金が近隣の家や車、人に当たることで、物損や人的被害を引き起こす可能性があります。

これらの二次被害を未然に防ぐためには、定期的な点検や適切なメンテナンスが必要です。特に強風や大雨の後は、棟板金の状態を確認し、早急な対処が求められます。


飛散する棟板金がもたらす危機!歩行者や住居へのリスクとは?

棟板金が適切に固定されていないか、経年劣化や過酷な天候の影響で損傷を受けると、強風や台風などの時に飛散の危険性が増加します。この飛散した棟板金が、周囲の環境や人々にどのようなリスクをもたらすか、以下に詳しく概説します。

  1. 歩行者への直接の危害: 飛散した棟板金は、その鋭利な端や重さで歩行者に直接的な危害を与える可能性があります。特に子供や高齢者など、身体的に脆弱な人々が被害を受けるリスクが高まります。

  2. 近隣の家屋や車への損傷: 飛んできた棟板金が近くの家や車に当たると、窓ガラスの割れ、外壁の傷、車のボディへの凹みや傷などの物的被害が考えられます。

  3. 電線や設備への影響: 飛散した棟板金が電線や屋外設備に絡まったり当たったりすると、停電や設備の損傷といった問題が起こる可能性があります。

  4. 一般住民のパニック: 棟板金が飛ぶ現場を目撃したり、その音を聞いたりすると、住民や通行人は驚きや不安を感じることが考えられます。これにより、混乱やパニックが生じ、迂回行動などの不要な動きが発生するおそれがあります。

これらのリスクを考慮すると、棟板金の適切な管理や点検、必要に応じての修理や取り換えは、単なる家の維持だけでなく、周囲の安全を確保するためにも重要となります。












毎年、9月や10月には強大な台風が日本を襲い、その力強い風でさまざまな被害をもたらすことがあります。車や木が容易に飛ばされるほどの力を持つ風が吹く中、固定が不十分な棟板金も飛ばされる可能性があることを意識しておく必要があります。もしこれが自宅の庭に落下するだけであれば、被害は限定的ですが、最悪のシナリオでは重大な事態を引き起こす可能性も考えられます。

実際に、強風により棟板金が飛ばされ、「隣の家の壁を損傷させた」や「窓ガラスを破損させた」といった事例が発生することは十分考えられます。建物の損傷は補修で解決できる場合もありますが、もしその飛び散った棟板金が歩行者に当たったり、窓ガラスが割れて室内の人に怪我を与えたりすると、非常に深刻な事態となります。

このような二次被害を未然に防ぐために、定期的な点検やメンテナンスを怠らないことが肝要です。家の維持だけでなく、自分や他者の安全を確保するためにも、適切な対策と注意が必要となります。


雨漏りは多くの人が直接的・間接的に体験したり、聞いたことがある、家屋にとっての大敵です。その小さな雨滴が家の構造や住環境に及ぼす影響は、しばしば甘く見られがちですが、放置すれば重大な被害を引き起こすことがあります。

特に、棟板金は屋根の最も高い部分に取り付けられており、雨や風を真っ先に受ける重要な位置にあります。そのため、棟板金に問題が生じれば、雨漏りのリスクが高まります。そして、雨漏りが始まると、それは家全体の問題として拡大していく可能性があります。

一度雨漏りが発生すると、棟板金を交換するだけでは解決しないことが多いのです。内部に入り込んだ水は、家の構造部分を次第に蝕みます。最悪の場合、家の主要な構造部分である柱や梁が腐り、時間とともに建物の強度が低下してしまい、最終的には家が倒壊する恐れも出てきます。もちろん、一度や二度の雨漏りで家が倒壊することはないですが、長期間の放置は家の寿命を大きく縮めるリスクとなります。

したがって、棟板金の異常や、それによる雨漏りの初期症状を見逃さないことが極めて重要です。定期的なメンテナンスや点検を行い、必要に応じて修理や補修を行うことで、家とその中に住む家族の安全を守ることができます。

築年数に関わらず、棟板金の剥がれや飛散のリスクは常に存在します。新築直後の建物であっても、施工のミスや材料の品質、気象条件などの外部要因が影響し、問題が生じる可能性があります。特に、台風や強風が吹き荒れた後は、屋根の状態を確認することが重要です。

しかし、高所での作業は非常に危険です。一般の方が屋根の状態を確認しようとすると、落下のリスクや適切な判断を下せないリスクが増大します。そのため、点検やメンテナンスは専門の技術と知識を持った業者に依頼することを強く推奨します。彼らは適切な機材や技術を持っており、安全かつ正確に点検を行い、必要な修復や補修の提案をしてくれます。

建物の寿命を延ばすため、そして住んでいる方々の安全を守るためにも、定期的な点検やメンテナンスは欠かせません。強風や台風の後、特に注意が必要ですので、早めの点検を心掛けましょう。



棟板金の耐用年数

棟板金は、屋根の最も頂上に位置する部分として、日々の厳しい環境に直面しています。太陽の強烈な紫外線、風、雨、雪、温度変化など、多くの外部要因にさらされ続けます。一般的に、高品質な棟板金の場合、耐用年数は約20~30年とされていますが、使用されている材料や施工の質、地域の気候条件によって変わることがあります。

棟板金の交換時期

棟板金の交換のタイミングは、ただ単に耐用年数を過ぎたからという理由だけではありません。以下のサインや状況が観察された場合、交換を検討するべきです。

  1. 色褪せや劣化:棟板金の色が褪せたり、表面に亀裂や割れが見られる場合。

  2. 浮きや歪み:釘が浮いてきたり、板金が歪んでいる場合。

  3. 錆の発生:鉄部分に錆が発生している場合。

  4. 雨漏りの兆候:屋根からの雨漏りや湿気が発生している場合。

交換作業の注意点

棟板金の交換は専門的な技術が必要です。また、高所での作業となるため、安全面も考慮しなければなりません。そのため、専門業者に依頼することを強くお勧めします。業者選びの際は、実績や口コミ、提供するサービスの内容などを確認し、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

棟板金は屋根の安全性や効果的な機能を維持するための重要な部分です。定期的な点検と適切なメンテナンスを心がけ、必要に応じて交換を行うことで、快適な住環境を長く維持することができます。






棟板金交換の要点まとめ

  • 棟板金の定義:屋根の山形状の接合部を覆う金属部材で、雨水の侵入を防ぎつつ、屋根材を固定する役割を持つ。

  • 飛散・剥離の原因:主に貫板からの釘の浮きが挙げられる。金属の伸縮、錆び、貫板の老朽化や腐食が背景となる。

  • 耐久性の向上:プラスチック樹脂製の貫板やSUSビスの使用で、耐久性を強化することができる。

  • 風への脆弱性:屋根の頂上に位置するため、台風や強風の影響を直接受けやすい。

  • 二次被害のリスク:棟板金の飛散や剥離は、雨漏りや隣接する建物や歩行者への危険、さらなる大きな被害を引き起こす可能性がある。

  • 交換の目安:一般的に、貫板とともに10年~15年ごとの交換が推奨される。

  • 換気棟の導入:夏の暑さや冬の結露への対策として、交換の際に換気棟を取り入れることを考慮すると有効。

  • 火災保険の適用:台風や強風による被害は、場合によっては火災保険が適用されることも。

  • 付随の工事の検討:足場の設置費用を効率よく使うために、塗装やカバー工事も同時に行うことを考えると良い。

  • 点検の注意:天候の後には定期的な点検が必要だが、不審な業者には安易に屋根に上がらせないよう気をつけること。

このまとめを通じて、棟板金の重要性とその交換に関する知識を深め、適切な対応をとることができるようになります。


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「著者情報」

 関裕一 

東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット

​サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者

18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。

​塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。

お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。

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