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足立区綾瀬にて谷樋の交換工事!穴の空いた谷板金からの雨漏りを解決しました


目 次



■工事のきっかけを伺いました

足立区綾瀬のお客様より、雨漏りについてのご相談をいただきました。


ひどい雨漏りで天井板が腐食してしまい、壁にも雨染みができているそうです。


すぐに点検に伺い、調査したところ、谷樋からの雨漏りであることがわかりましたので、谷樋の交換工事をご提案いたしました。


今回の工事の基本情報
  • 施工内容:谷樋交換工事 

  • 施工期間:2日間 

  • 築年数:60年




■点検で雨漏り箇所を特定

点検時の室内の様子。


天井に腐食が見られますね。


そして腐食により、天井板が剥がれかけています。

内壁に雨染みも見られました。


天井からの雨水が、内壁にまで入り込んでいると考えられます。

このままでは、壁も剥がれてしまいそうです。

雨漏りしているお部屋の、真上部分の屋根の状態を確認します。


ここは谷樋にあたります。


詳しく見てみると、谷板金に穴が空いていました。


谷樋は、雨漏りは発生しやすい箇所です。


谷樋は屋根の谷で、雨水が集中して流れるので、劣化しやすいのです。

谷板金に穴が空いているということは、ここから屋根裏に雨水が入り込んでいると考えられます。

昔は、谷板金に銅板がよく使われていました。


銅板は、やわらかい素材なので、加工しやすいというメリットがあります。

一方で、厚みがなく耐久性に欠けるので、穴が空きやすいというデメリットがあります。


谷には雨水が集中するため、負荷がかかり、経年による劣化で穴が空いてしまうのです。


今は銅板が使用されることはなく、より耐久性のあるガルバリウム鋼板製やステンレス製の谷板金が使われています。

谷板金の先端の状態。

少し長く加工したほうが、安全だと思います。


点検の様子を撮影し、お客様に点検のご報告と、雨漏り修理工事についてのご提案書・お見積り書を提出いたしました。





■谷樋周辺の瓦を取り外します

まずは、谷樋周辺の瓦を取り外します。


この瓦はまた元に戻しますので、破損などのないように慎重に取り外して保管しておきます。


そして、古い谷樋を撤去します。

谷樋を外した様子。

防水紙と野地板、杉皮が見えています。


まずは、野地板の上に防水紙を重ね貼りし、防水効果を高めていきます。



■あらたな谷樋に交換しました

あらたな谷板金を取り付けていきます。


使用したのは、ガルバリウム鋼板製の板金です。

耐久性に優れ、錆びにくいので銅板より長持ちします。


谷樋の形状に合わせて加工しました。

防水紙もかなり劣化していましたので、あらたな防水紙も敷設しました。

谷樋の両端に「水密材」を設置しています。


水密材は大雨などで、谷樋から雨水があふれ出るのを防ぐ役割があります。





■工事が完了しました

作業道具や資材を片付け、屋根の上の清掃をして工事はすべて完了です。


工事後の屋根の撮影もおこない、お客様に工事のご報告をいたしました。


「これで雨漏りの不安がなくなり、安心です。」

と、お客様にもご満足いただけました。



雨漏り調査と修理なら、屋根プロ110番の雨漏り駆けつけ隊におまかせください。

谷樋交換工事の実績も豊富です。


お問い合わせいただいたら、すぐに点検に伺い、お客様のお家の状態に最適な雨漏り修理工事をご提案いたします。

雨漏りが発生したら、お早めにご相談くださいね。





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「著者情報」

 関裕一 

東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット

​サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者

18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。

​塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。

お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。

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