
目次
ご依頼いただいたきっかけ
今回は、足立区平野にお住まいのお客様からご依頼をいただきました。
天井に染みができており、雨漏りかもしれないとのことで、点検にお伺いしました。
↓雨漏りにお悩みの方は、こちらの記事もご覧ください!
施工内容
今回は、屋根カバー工法を施工しました。施工期間は2週間です。

点検
屋根材の剥がれによって、雨水を吸収しやすい状態に!

早速調査にお伺いし、屋根の点検をさせていただきました。
スレート屋根材の一部に剥がれ、退色が確認されました。
スレート屋根には寿命があります。太陽光による紫外線や風雨によるダメージの蓄積で徐々に塗膜は劣化します。塗膜の保護機能が失われると、やがて屋根材が吸水しやすくなり、雨漏りのリスクも高まります。
屋根の劣化を放置してしまうと、雨水を吸収した屋根材にヒビや欠けが発生し、さらに補修などの工事も必要となります。
大きな被害が出る前に、メンテナンスをすることが重要です。
コケや汚れで排水性が失われていました

さらに、屋根材の隙間にコケや汚れが発生していました。
スレート屋根は、屋根材の間に隙間をつくることで雨水の排水・湿気の除去を行っています。
この隙間が塞がれてしまうと、屋根には雨水が溜まります。雨水が排水できないと、やがて屋根の内部にまで浸水の被害が及んでしまいます。
そのような状態の場合、既存の屋根の上から新たに防水シートと屋根材を設置する屋根カバー工事が必要となります。
経年劣化によって釘が抜けかけていました

また、屋根の頂点にある板金を固定する釘が抜けかけていました。
板金が日光に当たると熱を持つため金属の膨張が起こり、年数が経つと徐々に釘は抜けてしまいます。
これは、経年劣化によるもので、しっかりと施工をしても避けられない現象です。
釘が抜けかけていると、そこから雨水が伝って内部に浸水し、雨漏りが発生することもあります。
雨漏りの被害がなくても、板金の中の木材がすでに腐食している可能性もあります。
腐食を放置しておくと、将来的な雨漏りリスクも高まりますので、新しいものに取り換えを行う必要があります。
雨漏りの原因を特定
屋根の点検の結果、雨漏りの原因は①スレート屋根の経年劣化による排水機能の低下②板金を留めている釘からの浸水と考えられます。
そこで今回は、水分を吸収しない金属製のスーパーガルテクト(ガルバリウム鋼板)を使用した屋根カバー工事をご提案させていただきました。
屋根カバー工事の施工
①高圧洗浄で屋根の汚れを除去します

高圧洗浄機を使用し、屋根に付着したコケや汚れを取り除きます。
カバー工事の前に汚れを落とすことで、新しい屋根材をしっかり固定することができるので、重要な工程です。
業務用の高圧洗浄機は、家庭用のものよりも水量が多く、より強力な水圧で強固な汚れも落とすことができます。
②防水シートを設置します

粘着式の防水シートを張り付けます。
③棟の下地を取り付けます

続いて、棟の形状に合わせて下地を設置します。
④新しい屋根材を設置します

新しい屋根材を取り付けていきます。
今回は、「スーパーガルテクト(ガルバリウム鋼板)」という金属製の屋根材を使用しています。
耐久性に優れており、錆に強く、断熱性にも優れた屋根材です。意匠性も高く、質感がいいという特徴もあります。
⑤外壁との境目に板金を設置します

外壁と下屋根(げやね)と呼ばれる部分の境目にも板金を設置します。
※下屋根とは、1階室内への雨水の浸入を防ぐための屋根のことです。2階建ての住宅でよく見られます。
外壁との境目は特に雨漏りが発生しやすい箇所でもあります。板金を設置することで雨水の浸入を防ぎます。
⑥棟板金と谷板金を設置します

最後に棟板金の設置をし、工事は完了です。
写真のように谷板金で溝を設けることで雨水の排水性が高くなります。
施工完了・ビフォーアフター


新たに屋根材を設置し、屋根の排水性を復活させることができました。
ご希望に合わせて雪止めを設置することも可能ですので、ご相談ください。
↓よろしければこちらの施工実績もご覧ください!
足立区で屋根カバー工事なら国土交通大臣認定業者のサンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)「屋根プロ110番」へご相談ください!
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)では、屋根の無料点検・工事のお見積りを承っております。地域密着でお問い合わせをいただいてから最短当日に担当者がご自宅の調査にお伺い致します。
経年劣化によって屋根の排水性は徐々に弱くなっていきます。メンテナンスをしていないと、やがて雨漏りが発生するなど大切なお住まいに被害が出てしまうリスクも高まります。
今回施工させていただいたお客様のように、「天井に染みがある」「雨漏りしているかもしれない…」という方、「一度点検だけでもお願いしたい」という方も、お気軽にサンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)の「屋根プロ110番」へご相談ください。
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「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
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