【目次】
1. ご依頼をいただいたきっかけ
足立区入谷にアパートを所有されているオーナー様から、雨漏りのご相談をいただきました。
雨が降るたびに天井から雨漏りが発生し、お困りとのことです。
雨漏りが続くと梁や柱といった木材が腐食し、屋根が脆くなってしまいます。早めの対処がお住まいの劣化を防ぐことにも繋がりますので、早速無料点検にお伺いしました。
2.施工内容
施工内容:屋根葺き替え工事
施工期間:5日
建物について:築22年のお住まいです
その他の施工事例はこちら↓
3.雨漏り点検
●建物内部から雨漏りの状態を確認します
まず、雨漏りの発生箇所を確認します。
アパート2階の通路で雨漏りしているとのことで、確認すると、雨水が流れた箇所が黒く変色していました。
天井と屋根の隙間から雨漏りが発生しているようです。
こちらは2階にお住まいの方の玄関部分にあたるため、出入りの度に入居者様が雨水を被ってしまう状態でした。
●屋根の一部が陥没している状態でした
続いて、屋根を点検します。屋根の表面が大きくへこんでいるのが確認できました。通常、屋根の傾斜により雨水は排水されますが、写真のような状態ですと、へこんだ部分に雨水が滞留してしまいます。
また、へこんだ部分の周囲にも屋根の歪みが見られます。
このような状態ですと、屋根材だけでなく、下地から敷き直す必要があります。今回は、下地の修復及び屋根の葺き替え工事を提案させていただき、施工致しました。
4.屋根葺き替え工事
①既存の屋根材と下地の撤去
まず、既存の屋根材と下地を撤去していきます。
こちらのアパートの屋根材は、アスファルトシングルです。アスファルトシングルとは、ガラス基材にアスファルトを浸透させた屋根材です。
軽量で加工しやすいという特徴があり、北米では一般の住宅で広く使用されています。表面に石粒が吹き付けられており、デザイン性の高さから近年では日本でも注目されています。
こちらのアスファルトシングルには、苔の付着が確認できました。雨水の滞留により、繁殖したものと考えられます。
野地板も浸水によってふやけており、触れると落ちてしまう状態でした。撤去し、新しく下地を敷いていきます。
②新しい野地板・水切り板金・防水紙の設置
屋根は、写真のような角材の上に固定され敷かれています。角材の劣化部分を補強したのち、新しい野地板を隙間なく敷き詰めていきます。
野地板の先端に水切り板金を設置します。屋根を流れた雨水が雨樋に落ちるようにするほか、野地板の断面も覆い隠すことができます。
続いて、軒先側から防水紙を敷いていきます。
雨漏りを防ぐためには、屋根材だけでなく、防水紙の働きが非常に重要です。もし屋根材が剥がれてしまっても、防水紙があれば、すぐ雨漏りが起こるようなことはありません。
③新しい屋根材(スタンビー)の設置
新しい屋根材を設置していきます。
屋根材には、たてひらぶきのスタンビーを使用しました。強風や豪雨などの雨仕舞に対処した構造のガルバリウム鋼板で、横の継ぎ目がなく、勾配の少ない屋根に最適な屋根材です。
5.ビフォーアフター
施工完了です。下地からしっかりと修繕を行いましたので、今後は入居者様も雨漏りの心配なくお過ごしいただけます。アパートのオーナー様にもご満足いただくことができました。
足立区で雨漏り調査・修理なら「屋根プロ110番の雨漏り駆けつけ隊」におまかせください!
国土交通大臣認定事業者のサンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)では、雨漏りの無料点検を承っております。
今回ご紹介したように、雨漏りが続くと建物を構成する木材が腐食し、お住まいを劣化させてしまいます。お早めに雨漏りのご相談をいただければ、被害を最小限に抑えることができます。
今まさに雨漏りでお困りの方、「家を経ててしばらく経つので、一度点検だけしてほしい」という方も、お気軽にサンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)までお問い合わせください。
必見!プロが教える外壁塗装の見積書の見方と選び方!
LINE公式アカウントからもご依頼頂けます!!
「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
Comments