外壁塗装工事はなぜ高くなる? 適正価格で高品質な外壁塗装を行う業者を見つける5つのポイント






外壁塗装の見積もりを初めて見たとき、


「こんなに高いの? ぼったくりじゃなくて?」

「塗り替えは10年おきが目安って、こんなに高い工事をそんなに頻繁にしないといけないの?」

「安く済ませたらダメなの?」


と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。


外壁はご自宅を紫外線・雨・風・寒暖差などから守る防波堤です。


当然、建物の中で一番傷むのが外壁です。


外壁の傷みをそのままにしてしまえば、建物の傷みはさらに建物内部へと進行していってしまいます。


雨漏り、シロアリ、耐久性の低下……そんなことになってしまえば、補修する手間も費用も膨らんでしまいます。


定期的な外壁塗装工事は、大切なご自宅を守るために必要なメンテナンスです。



とはいえ


「どうしてこんなに高いの?」


と納得できないままでは、工事に踏み切ることができないのも当然です。


こちらの記事では外壁塗装の内容と費用相場を解説してまいりますので、大切なご自宅を納得いく形でメンテナンスしていただくご参考になりましたら幸いです。



1.外壁塗装の費用相場


外壁塗装の見積金額が高いのか、安いのか。

適正価格であるかどうかを判断するためには、相場金額を把握することが必要です。


資料をご覧ください。



費用相場は、一般的に 90~140万円 となっています。

最も多いのが 100~110万円代 になります。


相場よりも金額が上がってしまうのは、どんな理由からでしょうか。


次の章では、外壁塗装の金額が上がる主な理由を3つご説明していきます。



2.外壁塗装の金額が高くなる主な理由


外壁塗装の金額が高くなる主な理由には


   ・実際に塗装を行う職人が下請け・孫請けになる

   ・施工面積が多い

   ・修繕箇所が多い


などがあります。


もらった見積もり金額が相場より高い、と感じたときには、その原因がどこにあるのかを見極める必要があります。



2-1 実際に塗装を行う職人が下請け・孫請けになる


見積書を作成した会社の従業員が実際に工事をするとは限りません。


ハウスメーカーや工務店などの家を建設するのがメインの会社であったり、あるいはホームセンターや量販店などでは、塗装職人を自社で抱えていません。

注文を受けた場合、親しい業者や契約関係にある業者へと委託をすることになります。

この場合、注文の窓口になった会社を 「元請け」 といい、元請けの会社が作業を委託した業者を 「下請け」 といいます。

「孫請け」 とは、下請けの仕事を、さらに別の会社が下請けすることです。


そうすると、実際には工事をしない会社にも仲介料が発生します。

下請けなら1社に、孫請けなら2社に、中間マージンを払うことになります。

これは委託先となる施工する業者に、もしあなたが直接発注をしたのなら、発生しない費用になります。




注意していただきたいのは、見積書に実際に「仲介料」だとか「中間マージン」と記載されているわけではありません。

各明細の金額が少しずつ割増しになることが多いため、一見しただけでは気づきません。


「建てたところで頼むと担当者もよく知っているし安心」

「自分で業者を探すのは大変。大手が契約している下請けなら信頼できるだろう」

などといった理由から、ハウスメーカーやホームセンターにお願いする方もいらっしゃいます。


その選択も悪いとはいいません。

ただもし、あなたが塗装費用を抑えたいとお思いなら、自社で塗装職人を抱える塗装専門業者に依頼すべきです。


自社で塗装職人を抱えている場合、ホームページでスタッフ紹介をしていることも多いので、ぜひ見てみてください。



2-2 施工面積が多い



家が大きいと施工面積が多くなるため、工事費用が上がります。


面積はもちろんのこと、2階建て、3階建てになると足場費用も必要になりますし、付帯物の個数も増え、全体的に費用が上がることになります。


【建坪別費用相場】 ※足場・洗浄・付帯物塗装込みの工事全体の費用



使用する塗料のグレードでも価格は変わってきますが、

同じグレードの塗料を使っていても、25坪と60坪を比較すると金額にして 約30~70万円 ほど変わってきます。


ご自宅が大きい場合、あるいはアパートやマンションなどの資産の塗装の場合は費用も上がりますので、覚えておくようにしましょう。



2-3 修繕箇所が多い



塗装に際し、修繕しなければいけない箇所が多い場合も、費用は高くなります。


・外壁に浮き・剥がれが有って、一部交換や補修をする。

・屋根の傷みがひどく、カバー工事が必要

・雨どいの破損があって、一部交換する

・シロアリ被害が見つかり、修繕も必要


などなど、修繕箇所があると、その分だけ費用が増します。


築年数が20年を超えての塗装だったり、中古住宅の塗装の場合、外壁塗装は相場よりも高くなりがちです。


外壁の塗膜が建物を守ります。

建物の傷みは、外壁が傷むと内部へ侵攻していってしまいます。

費用を抑えたいのであれば、それだからこそ、修繕箇所が増えていってしまう前に塗装メンテナンスを行うようにしましょう。



3.こんな見積もりにご注意!


もらった見積もり金額が相場より高い、と感じたときには、その原因がどこにあるのかを見極める必要がある、と上の章でお伝えしました。


施工面積が広い、修繕しなければならない箇所があるなど、妥当な原因があるのであれば仕方ありません。


注意していただきたいのは、こんな場合です。


  ・単価設定が高い

  ・不必要な工事が加えられている

  ・内訳が不明瞭な項目がある


それぞれ解説していきます。



3-1 単価設定が高い


工事全体の金額ではなく、明細の各項目の単価に注目してください。

単価が相場と比べ、大幅に高い場合は疑いましょう。

相場金額については、次の資料をご参考になさってください。


【各工程の単価の相場金額】


外壁塗装の際に、同時に塗装することが必要になる付帯箇所は、下記になります。


【塗装の際の付帯箇所】



業者の中にはもともとの単価設定を割高に設定しておいて、


「今すぐ契約してくれるなら、50万円値引きします!」


などと即決を迫ってくるところもあります。


「お得だと思っていたら、値引き前の金額が高すぎただけで得でもなんでもなかった……」


という話が多いです。


値引き交渉ありきの単価設定をしてある業者ですと、もしかすると提示してきた値引き金額からさらに値切られる余地を残していて割高な金額になっているかも……。


また各明細の実際の単価が分からないと、見積もりの内容におかしな点があっても気づけません。


相場通りの単価で見積を作成してくれる業者を選びましょう。



3-2 不必要な工事が加えられている



見積の明細を見て、不必要な工事が入っていないか注意してください。


  ・築10年ほどなのに、屋根の葺き替え工事が入っている

  ・一部破損している雨どいの修繕が、破損部分の交換でなく全交換になっている

  ・交換する必要性を感じていないのにカーポートの屋根の交換が加えられている


など交換工事などが入っている場合には特に注意し、必ず説明を求めましょう。


説明を求めたときに


「ここがこう傷んでいます。修繕しないとこんな危険がありますよ」


と写真を見せてくれたり、実物を前にして丁寧に納得がいくように説明してくれるならいいのですが、


「交換するのが当たり前ですよ」

「うちの会社では交換しかやっていません」


などと客側の立場を全く考えていないことを言うようであれば、その工事が本当に必要なものかどうか疑いましょう。



3-3 内訳が不明瞭な項目がある


内容のはっきりしない手数料や諸経費が入っている場合には注意しましょう。


もし見積もりに 「手数料」 や 「諸経費」 といった項目がついていたなら、何の金額か質問してみましょう。


納得できる説明でない場合は、疑ってみてください。



4.適正価格で優良な業者か見極める5つのポイント


適正価格で、技術もあり、信頼も置ける業者に工事をしてもらいたいですよね。

業者を見極める5つのポイントをご紹介します。


  ・自社に資格を持った職人を抱えている

  ・点検に十分な時間をかけてくれる

  ・塗料を複数提案してくれる

  ・見積書に数量が記載されていて、わかりやすい

  ・アフターフォローつき


それぞれ詳しく説明していきます。


4-1 自社に資格を持った職人を抱えている


自社で直接職人を抱えていなければ、そこの会社に依頼した場合、実際に作業をするのは2章で説明したように下請け・孫請けとなり、中間マージンが発生して割高になります。


ですから、直接職人を抱えている業者を選びましょう


自社職人を抱えているところは、HPにスタッフ紹介をしていることが多いので、チェックしましょう。


さらに塗装技能士の資格を持った職人さんがいれば安心です。

資格がないから悪品質、というわけではありませんが、技術や知識が一定以上あることの指針になります。



4-2 点検に十分な時間をかけてくれる


見積点検に十分な時間をかけてくれる業者を選びましょう。


業者によっては、10~20分でお家の大きさだけ測って終了、というところもあります。


しかしその程度の点検では、どれくらいの劣化が出ているのか、詳しくチェックしていない場合があります。


いざ工事が始まってから、

「劣化の激しいところが見つかったので補修に追加費用がかかります」

などと、後出しで費用を増やされていくのも嫌ですよね。


あるいは、実際の傷みを確認せず、行うか分からないある程度の補修の分の金額を織り込み済みな見積書だった、というのも困ります。


目安としては60~90分ほどかけてくれたら、信頼できるといえるでしょう。



4-3 塗料を複数提案してくれる


塗料のグレードで施工金額はずいぶん変わってきます。


グレードの高いものを選べば、耐年数が長くて次の塗装工事までの期間を延ばせますし、遮熱などの効果がついているものもあります。


業者によってはそこに何も言及せず、一種類の塗料だけを勧めてくるところもあります。


しかし


「次回の工事のタイミングを、子どもの進学費用の支払いと重ならないようにしたい」

「家は手放す可能性が高いから、耐用年数は少なくていい」


など、ライフプランはご家庭で様々。


予算や、あなたとあなたのご家族のライフプランと合致する提案をしてくれる、選択肢を与えてくれる業者を選びましょう。



4-4 見積書に数量が記載されていて、わかりやすい



受け取った見積書は総額だけでなく、明細を必ず確認しましょう。


数量がきちんと記載されていて、分かりやすく作成されているのが、よい見積書であり、よい業者を見極めるポイントとなります。


「一式」と書かれている場合、どこまでやってもらえるのか、価格が適正なのか判断がつきません。

曖昧な記載はトラブルの元となります。


 ・数量が 「一式」 ではなく、 「〇〇 ㎡」 と具体的に書かれているか

 ・単価は相場どおりか

 ・工事の内容に不備がないか

 ・使用する塗料の名前が明記されているか

 ・保証年数が記載されているか


以上の5点に注目してください。


数量と単価が明記されていれば、相場や他社からもらった見積書と比較できます。


工事の内容に、不必要な工事が入ってないか、あるいは必要な工事が抜けていないか確認してください。


塗料名が書かれていない場合、実際の施工時にグレードの低い塗料を使われる危険もあります。


また保証年数は書類に明記してもらいましょう。


口頭で話をしたとしても、基本的に見積書に書かれていないことはやってもらえないかもしれない、ということを念頭に置いてください。


満足いく補修工事を行うために、また後々のトラブルを防ぐために、工事内容の明細・数量・単価を見積書に明記してくれる業者を選びましょう




4-5 アフターフォローつき



塗装工事後のアフターフォローがある業者を選びましょう


というのも、「家」は外壁塗装などの大きい工事だけでなく、必要になったときに小さな補修を小まめに行うことで、長持ちさせられるからです。


多くの場合、塗装工事の不具合は、工事後すぐではなくて数年ほど経過してから生じてきます。


例えば台風が来た時、地震があった時に出てくるかもしれません。


しかし業者の中には、大きな金額の工事は請け負っても、その後の小さなことは関係ないと言わんばかりの態度のところもあります。


 ・塗装施工後も定期的に点検のお知らせをくれる

 ・連絡をしたら、すぐに見に来てくれる


などのアフターフォロー体制が整った業者なら安心できます。



まとめ


最後に振り返ってみましょう。


外壁塗装が高くなってしまう理由には、主に以下の3つの理由があります。

  ・下請け・孫請けの会社が施工するため中間マージンをとられてしまう

  ・施工面積が多い

  ・修繕箇所が多い


施工面積が多かったり、修繕箇所が多いのはしかたがありません。


こんな見積もりにはご注意ください。

  ・単価設定が高い

  ・不必要な工事が加えられている