ALCパネル塗装を徹底解説!時期・費用から業者選びのポイントまで、これを読めば安心確実





軽くて、強くて、断熱性にも優れている。

現代建築には欠かせない、人気の高いALCパネル外壁


そんなとても優秀なALCパネル外壁ですが、

外壁は紫外線や風雨に直接さらされる場所ですので、メンテナンスは必要不可欠。

外壁のメンテナンスをおろそかにして、お家の内部まで傷んでしまっては大変です。

塗装メンテナンスを適切に行って、大切なお家を長持ちさせましょう。


メンテナンスの必要性は分かっていても、


「塗り替えはいつ頃しないといけないの?」

「どのくらいの金額がかかるの?」

「塗装の際に注意するべきことは?」


などの疑問や不安をお持ちの方も多いことでしょう。


そこでこの記事では、ALCパネルの

・塗装時期

・費用相場

・塗装の注意点

・業者選びのポイント

について、くわしく解説していきます。

適切な塗装や高品質な業者選びをして、大切なお家を守りましょう!


1 ALCパネルとは


まずはALCパネルについて、簡単に解説します。

ALCとは「Autoclaved Light-weight Concrete」の略で、軽量気泡コンクリートのことです。

その名の通り、軽量で内部に気泡(空気層)があります。

そのため、断熱性が高く耐火性・遮音性にも優れ地震にも強い外壁材です。


サイディングやモルタルなどの外壁材と比べると少し値が上がりますが、

・お家を建てるときに細部までこだわる方

・長く快適に住める住まいにしたい方

・建築の知識がある方

に選ばれることが多い外壁材です。

そんな高性能なALCパネルですが、どんな外壁材でもメンテナンスが必要なように、ALCパネルでも定期的な塗装メンテナンスが必須です。

特にALCパネルは水に弱いという性質をもちますので、塗装はとても重要です。


2 ALCパネルの塗装時期



・塗装が必要なタイミングは?

・すぐに処置しないといけない症状は?


この章では、塗装が必要になるおおよその時期から、劣化症状まで、詳しく解説していきます。

2-1 塗装の目安の年数は10~15年


ALCパネルの塗装目安時期は10~15年です。

劣化速度は日当たりや気温、海沿いか昼夜の温度差など、立地・環境によって差があります。

ですが10~15年経つと、だいたいどのお家でも劣化症状が出てきて、塗装が必要になります。


2-2 塗装が必要な劣化症状


塗装が必要になる劣化症状は主に次の4つ。


 ・色あせ・チョーキング

 ・カビ・コケ・藻

 ・ALCパネルのひび割れ

 ・コーキング(目地)のひび割れ


一つでも症状があれば、塗装時期です。

1階周りであれば、ご自身でも簡単にチェックできます。

各項目のチェックポイントや、そのままにしておいたらどうなるかをご説明しますので、よろしかったらご自宅に劣化症状が出ていないか、ご自身の目で確認してみてください。


色あせ・チョーキング



外壁が色褪せてきた、あるいは、触ると手にチョークのような粉が付く(チョーキング)

紫外線によって、水を弾く油分が飛んでしまい、色褪せやチョーキングが起こります。

放っておくと、どんどん水を吸い込んで劣化が進みます。

早めに塗装を行ないましょう。


カビ・コケ・藻



外壁が汚れてきた……と感じ始めたら、原因は大体こちら。

カビ・コケ・藻は、外壁に含まれる水分で繁殖をします。

そのままにして繁殖が進むと、ALCパネルの耐久性が下がり、脆くなってしまいます。

ご自身でチェックされる場合は、北側や隣の建物と隣接している場所などの日光が当たりにくい部分に特に発生しやすいので、見てみてください。


ALCパネルのひび割れ



ひび割れが生じたら、そこから水が内部に入り込み、防水性が機能できていません。

防水性がなくなったALCパネルは、雨の日には浸透した水で膨張し、晴れた日にはその水が蒸発して収縮します。

膨張と収縮を繰り返す動きで、ひび割れがどんどん大きくなっていってしまいます。

ひび割れが大きくなると、外壁の内部にある建物にも影響は及んでいきます。

早期に補修・塗装を行なう必要があります。


コーキング(目地)のひび割れ



ALCパネルは目地の上にも塗装がされています。

コーキングの深さや幅は大きいので、表面がうっすらと劣化しているだけでしたら、まだ大丈夫です。

しかしコーキングに亀裂が入っている場合、そこから水が入り込み、ALCパネルの裏側まで水が浸透してしまいます。

コーキング部分にひび割れが入っていたら、塗装の時期です。



3 ALC外壁塗装の費用相場

外壁塗装と一口にいっても、実際工事をするとなると大がかりです。

多くの方が気になるのは、一体いくらぐらいかかるのか、ということではないでしょうか。

ALCパネル外壁を塗装した場合の費用相場は80~200万円です。

金額にずいぶん幅があると思われるかもしれませんが、費用は塗装面積や使用する塗料によって変わってきます。

平屋と比べ、二階建て、三階建て、になってきますと、足場も組まないといけませんし、塗装面積も2倍、3倍、となります。

また塗料にもいろいろあり、耐久性のちがいや、断熱などの機能がついたものもあります。

塗料のグレードによって費用はかなり変わってきますので、ご自身のライフプランに合わせてお選びいただくのがよいでしょう。

多くの方が選ぶ最も人気な塗料は、シリコン塗料やフッ素塗料などの耐久性が10年以上になるものです。

耐久性の高い、コストパフォーマンスの良い塗料を選ぶことで、お家をいい状態で長もちさせることができ、長い目で見たときに結果的にお得、ということを選択される方が多いです。



4 3点に注意! 塗装の失敗を避けるには

ALC外壁は目地のメンテナンスや塗料選びに注意が必要です。

ALCパネルに向かない塗料で塗装してしまうと、10年もつはずが数年で剥がれてきて、また塗り替え……なんてことも。

そんな悲しいことになってしまわないために、三つの注意点を押さえましょう。


4-1 コーキング(目地)の修繕



新築してから初めての塗装の場合、コーキング(目地)の劣化が進んでおらず、全交換しなくても大丈夫と言われることがあります。

それは嬉しいことなのですが、次回の塗装までに、もしコーキング部分に亀裂が入れば、そこから水が入り込んでしまいます。

外壁の劣化、さらには建物内部にまで被害は進んでいき、雨漏りなどへと繋がってしまいます。

コーキング部には劣化に合わせて増し打ちや補修を行ないましょう。劣化がひどい場合には、コーキングの全交換がおすすめです。



4-2 適切な下塗り材の選択


ALCパネルに適した下塗り材を選びましょう

外壁塗装工事では基本的に、下塗り・中塗り・上塗りの計3回、塗りが行われます。

といっても同じ塗料を3回塗るのではありません。

下塗りでは、ALCパネルと中塗り以降で塗る塗料を密着させて剥がれてこないようにする、のりのような役割の塗料を塗ります。

塗料カタログの記載で、適応下地に「ALC外壁」があれば大丈夫です。

ALCパネルに適していない場合、塗料をパネルに密着させられず、剥がれてしまう原因になってしまいます。





4-3 透湿性の高い塗料を使う


ALC外壁には元々小さな穴が無数にあり、透湿性の高い外壁材です。

透湿性とは、水蒸気を外に出す性能のことです。




そのため塗料も、透湿性の高いものを選びましょう。

透湿性の高い塗料で塗装を行うことで、外壁自体の防水性を蘇らせ、なおかつ外壁内の湿気を外に放出させることが出来ます。



5章 どこの業者に頼む? 見極めポイント5つ

塗装工事の品質は、施工する業者によっても左右されます。

安ければいいというものでもない。かといって、高いから高品質というわけでもない。

大切なご自宅に、けして少なくないお金をかけて塗装を行うのですから、業者選びも後悔のないようにしたいものです。

塗装を行うと決めたら、まず複数の業者に見積もりを依頼することから始まりますが、丁寧で高品質な仕事を行ってくれる業者かどうか、見極めポイントを5つご紹介します。


5-1 ALCパネルの施工実績がある



ALCパネルの施工実績が豊富な業者を選びましょう。

会社によっては、あまり実績がなく知識・経験が乏しい場合があります。

ALC外壁の施工実績があるか、あらかじめ電話やホームぺージなどで確認しておきましょう。


5-2 点検に60分以上かける


見積点検に60分以上かけてくれる業者を選びましょう。

業者によっては、10~30分でお家の大きさだけ測って終了、というところもあります。

しかしその程度の点検では、外壁や目地のどこにどれくらいの劣化が出ているのか、詳しくチェックしていない場合があります。

いざ工事が始まってから、

「劣化の激しいところが見つかったので補修に追加費用がかかります」

などと、後出しで費用を増やされていくのも嫌ですよね。

痛んでいる個所を写真に撮って見せてくれたり、説明を嫌がらずにしてくれる業者ですと、安心できると思います。


5-3 ALCパネルに適した塗料を提案してくれる



ALCパネルに適合した塗料を提案してくれる業者を選びましょう。

外壁材に合った提案をもらえるのは当たり前だと思いたいところですが、業者によっては出来ていないケースもあります。

塗料の説明を聞く際には

・ALC外壁に適しているか

・透湿性は高いか

を必ず確認しましょう。


5-4 メーカー保証がつく


外壁塗装工事に、メーカー保証がつく業者を選びましょう

塗装工事には塗料メーカーからの保証は出ないことが一般的です。

というのも、メーカーが自社製品に自信を持っていても、実際の塗装現場で、職人が勝手に塗料を少なく済ませるために指定以上の割合で水で希釈してしまったり、雑に塗って塗りムラが出来てしまうなどして、十分な性能が発揮できない可能性があるからです。

そのためメーカー保証は、塗料使用量や施工などの管理が行き届いている、メーカーが信頼できる業者にのみ与えられます。

メーカー保証がつくということは、塗料への信頼と同時に、施工業者を信頼出来るかどうかを測る目安になります。


5-5 アフターフォローがある


工事後にアフターフォローがある業者を選びましょう

アフターフォローの内容は業者によってもまちまちですが、一般的に以下のようなものがあります。


・定期的なお家の点検

・施工後にお不具合が起きた時の対応


業者の中には工事が終わったら、一切連絡がない、それどころか電話しても連絡が繋がらないというところもあります。

何か不具合や気になることがあったとき、連絡がつかなかったら困りますよね。

またアフターフォローがあるということは、塗装が終われば後は関係ないという顔をする業者と比べ、塗装自体も責任をもって行ってくれると期待できます。

塗装工事が終わったあとも末永くお付き合いができる、お付き合いをしたいと思える業者を選びましょう。


さいごに

ALCパネルの塗装について、いかがでしたでしょうか。

大切なご自宅を適切にメンテナンスしていただくことで、日々の暮らしを快適に過ごせ、また補修費用の総額を抑えることができます。

ALCパネルの特性を抑えた塗装を、信頼できる業者で行っていただくための参考になりましたら幸いです。

最後までご覧くださり、ありがとうございました。



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「著者情報」

 関裕一 

東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット

​株式会社三誠ホームサービス 最高技術責任者

18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。

​塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。

お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。