

「なぜ秋に外壁塗装する人が多いの?」
「秋のどこが外壁塗装に向いてるんだろう?」
「秋に塗装するときに知っておいた方がいいことはある?」
と疑問を持つ方も多いかもしれません。
秋は確かに外壁塗装工事が増える時期です。
その理由のひとつは「夏や冬よりも過ごしやすいため」と言われています。
でも、秋に塗装工事をするメリットは他にもあります。
この記事を読めば塗装工事を秋に行うのがベストな理由が分かります。
また、もちろん秋に工事をしておけば絶対に安心ということではありません。
メリットとデメリットをしっかりと押さえた上で、施工する時期を考えていきましょう!
この記事では
秋に塗装工事をする2つのメリット
秋の工事で注意したいこと
塗装を依頼する業者の選び方
などの内容をお伝えします。
満足度の高い工事になるよう、プロならではの視点でお伝えします。
最後までお読み頂ければ幸いです!
1章 なぜ秋の外壁塗装が人気なの?

まずは、秋に外壁塗装をする人が多い理由をご紹介します。
秋に塗装するとどんなメリットがあるのかを確認していきましょう!
1-1 天気が安定している

秋は晴れの日が多く天気が安定しています。
天候の変わりやすい夏期など(梅雨やゲリラ豪雨など)よりも工事が円滑に進むことが多いのが、秋が選ばれる理由です。
天候の変化で工期が伸びてしまうのは、業者にとっても施主にとってもよいことではありません。
例えば工事期間には足場を立てたり人の出入りが多かったりするため、普段通りの生活が送りにくくなりますよね。
天気が読みやすい秋の工事は決められた工期通りに作業が進む分、工事を最短で終わらせることができます。
このように、天気が安定しているため工事がスムーズに終わるというのが人気の理由の一つです。
1-2 過ごしやすい気温

秋は気温が高くもなく低くもない、過ごしやすい時期。
特に冷暖房をあまり使いたくない方にとって、秋は工事におすすめの季節なんです。
外壁塗装工事では、塗料が付かないように窓を閉めきったり、室外機を養生したりすることもあります。
すると、自由に換気したり冷暖房を付けたりすることが難しくなってしまうのです。
特に夏や冬は室内の温度調節が難しく、不快な思いをすることがあるかもしれません。
一方秋は窓を閉めても過ごしやすく、気温によるストレスを感じにくい傾向があります。
工事中の快適さを重視する場合は秋を選ぶと安心ですね。
覚えておきたい!塗装工事の気候条件
塗装工事をする際に、「塗装できる気候条件」があるのはご存じでしょうか。
その条件というのは、
晴れ又は曇り
気温 5℃以上
湿度 80~85%以下 (塗料によって変動)
の3つです。
この条件を満たさないで作業を進めてしまうと、剥がれなどの塗装の不具合が生じやすくなります。
注意して塗装してもらいましょう。
2章 秋の外壁塗装で注意したいポイント2つ

ここでは、秋に塗装工事をするときに注意したい点を2点紹介します。
後悔しない工事をするために、事前に押さえておきましょう!
2-1 早めに予約をする

秋に塗装工事をしたい場合は2~3か月前に余裕をもって事前予約をするようにしましょう。
なぜなら、秋は塗装業者の繁忙期。
直前に依頼してしまうと、日程の指定をすることができなかったり、日程がずれ込んでしまったりする恐れがあります。
また、塗装工事は天候に左右される工事のため、工事期間を細かく指定することも難しいということも念頭に置いておきましょう。
工事を秋に希望している場合、
7~8月中に点検・見積依頼
9~10月頃に施工
というスケジュールを考えておくのがベストです。
見積依頼のときに、「9、10月頃の日程を希望します」と伝えるとスムーズですね。
2-2 台風による作業の中止・延期がある

無事に秋に工事予約を取れたとしても、悪天候によって工期が延びてしまうこともあります。
例えば2019年の台風19号や2020年の台風14号は塗装工事の多い10月に上陸しています。
天気が安定しやすいと言われる秋の工事も、台風による強風や雷雨の影響は避けられません。
ベストシーズンと言われている時期であっても、いつも工事が円滑に進む訳ではないことは了承しておいていただきたいポイントです。
また、工事中に台風が来た場合でも足場が倒れることはほとんどないため安心してください。
強い風で足場が揺れないよう、しっかりと台風対策※を行ないます。
※3-1で解説します。
工期が延びやすい気候って?
秋の台風に注意とお伝えしましたが、春夏秋冬どの時期にも工期が延びる原因があります。
工事の妨げになりやすい各季節の気候を以下にまとめました。

つまり「どの時期でも悪天候による作業中止・工期延長の可能性はある」ということですね。
3章 重要なのは「いつやるか」よりも「誰に頼むか」

説明した通り、秋でも工期が延びてしまう可能性はあります。
つまりいちばん大切なのは悪天候にも適切に対処できる業者に施工してもらうことです。
工事中だけでなく工事後も安心して業者選びも慎重に行いましょう。
この章では信頼できる業者の選び方をご紹介します。
3-1 天候に合わせて対処してくれる
天候に合わせた対応をしてくれる業者を選ぶことは大切です。
まず、塗装業者と契約する前に確認してほしいポイントが3点あります。
雨天時の作業はどのようにするのか
いつ作業中止の連絡をするのか
台風が来たらどんな対応をするのか
質問に対してこのような答えが返ってきたらOKです。
1.雨天時の作業はどのようにするのか
(OK)足場架設・解体、洗浄、養生、掃除は問題なく進めます。塗装作業は中止します。
2.いつ作業中止の連絡をするのか
(OK)作業が中止になる場合は、前日の夜/当日の朝に連絡します。
3.台風が来たらどんな対応をするのか
(OK)台風の前に足場の強風対策を行ないます。
下記写真を参照

NGなのは
雨の日に塗装作業をする
台風が来たのに足場のシートを張ったままにする
などの業者です。
例に挙げたように、納得できる回答ができる業者に依頼しておくと安心ですね。
3-2 適切な塗装をしてくれる

適切な塗装をしてくれる業者を選びましょう。
塗料にはそれぞれ決まった塗装工程、希釈率、乾燥時間などの仕様があります。
しかし中には、職人の勘に頼って塗料を薄めてしまうところや、乾燥時間を守らず次の工程に進んでしまうなど、塗料の仕様を正しく守らない業者もいるんです。
高品質な塗料を使っても、仕様を守って作業しなければ意味がなくなってしまいます。
業者を選ぶ段階で
塗料のカタログを見せて説明してくれるかどうか
塗料の仕様通りに施工してくれるかどうか
など確認しておくことをおすすめします。
3-3 塗装作業中の記録を取ってくれる

工事中に各工程で写真を撮って記録を作ってくれる業者はおすすめです。
ご在宅であっても工事中常に作業を監視をするわけにはいきませんよね。
大切なお宅の工事ですから、丁寧に作業をしてくれるのか不安に思う方もいると思います。
しかし、各工程で細かく写真で記録を取って報告してもらえれば安心です。
残念なことに、実際に見えないところで手抜き工事をする塗装業者も存在します。
手抜きを防止するためにも、塗装工事の工程の写真を撮って記録してくれる業者を選びましょう。
▼施工写真の一例
・屋根の補修

ひび割れがある場合、塗装作業の前に補修をします。
・屋根の下塗り

下塗りを行い、塗料を密着させやすくする作業です。
・外壁の下塗り

凹凸のある壁は塗料を入れるように塗ります。
このように、普段見ることがない屋根や、隠れてしまう下塗りの段階なども確認することができます。
まとめ
秋は特に外壁塗装に人気の季節。
それは以下のような外壁塗装工事をするメリットがあるからです。
天気が安定していて、予定通りに工事が進む
養生するために窓を閉め切ってしまっても、過ごしやすい気温
ただ、この時期であれば必ず工事がスムーズに進むという訳ではありません。
下記の2点を踏まえておくことが大切です。
早めに予約をする
台風による作業の中止・延期がある
屋外での工事である外壁塗装は、悪天候からの影響を受けやすい工事です。
天候が安定しやすいと言われる秋でも、台風や長雨などにより工期が遅れることはもちろんあります。
しかし、天候に合わせて適切な対応をしてくれる業者なら、高品質な施工をすることはできます。
塗装工事で大切なのは、「いつやるか」よりも「誰に頼むか」です。
信頼できる外壁塗装業者は
天候に合わせて対処してくれる
適切な塗装をしてくれる
塗装作業中の記録を取ってくれる など
の特徴があります。丁寧に仕事をしてくれる業者を慎重に選びましょう。
塗装工事で大切なお家を長持ちさせるため、お役に立てたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
株式会社三誠ホームサービス 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。