目 次
足立区西新井栄町のお宅から屋根プロ110番に、屋根のリフォームと外壁塗装のご依頼を受けました。
今回の施工では屋根や外壁だけでなく、破風板や軒天、幕板の塗装もおこないました。
施工前と施工後の写真です!
今回の施工基本情報
施工内容_屋根塗装、外壁塗装
施工期間_20日間
<点検したときの様子をご紹介します>
下の写真は点検にうかがったときの状態です。
施主様は特に屋根のメンテナンスをしたいというご希望で、漆喰の詰め増しと屋根塗装をお考えとのことでした。
今は取り外されていますが、以前太陽光パネルが設置されていたとのことで、設置箇所が劣化しているのではないかと気にしているご様子です。
屋根にのぼって確認してみると、施主様が気にされていた漆喰はすでにはがれてしまっている状態です。
この状態では雨漏りをする可能性が高いため、すぐにでも補修が必要です。
屋根全体を見ると、太陽光パネルが設置されていた箇所が気になります。
設置箇所には塗装が施されておらず、このままでは屋根材が劣化してしまう可能性があります。
屋根だけでなく家全体の点検もおこないました。
上の写真は点検時の軒天の状態です。
外側からの判断ですが、内部で腐食が進んでいるように思います。
軒天は後日、しっかりと点検をすることになりました。
次に確認したのが外壁です。
外壁を確認すると、ヒビ割れが確認できますし、全体的に色あせています。
この状態は、外壁塗装をするタイミングを示しています。
<軒天の解体をしました>
前回の点検で、軒天は内部が腐食している可能性がありました。
施主様から張り替えをして欲しいというご依頼をいただいたので、施工をすることとなりました。
軒天をはがすと何かが降ってくるような状態で、想像していた通り内部は腐食をしていました。
軒天を外して降ってきたモノを見ると動物の糞が確認できるため、軒天の腐食の原因は小さな動物の糞が原因と思われます。
この場所は、小さな動物のトイレとして使ったようです。
このようなことが二度と起こらないように徹底的に対策をします。
まずは軒天内部をきれいに洗浄していきます。
洗浄後は、また動物が侵入してこないように薬剤の散布作業をおこないました。
徹底的に薬剤を散布した後は、新しく軒天を取り付けて終了です。
<漆喰を詰め増ししている様子です>
漆喰の詰め増しでは、既存の漆喰を取り除いてから新しい漆喰を詰めていきます。
まずは古い漆喰を取り除いていきます。
この作業を怠ると新たに漆喰を詰めてもすぐにはがれてしまうので、丁寧に作業をしていく必要があります。
きれいに古い漆喰を取り除いて清掃をした後は、新しい漆喰を詰めて施工は終わりです。
<塗装前に高圧洗浄をします>
新しい漆喰の詰め増しが終わったら、屋根の塗装作業に入ります。塗装作業に入る前にまずおこなうのが高圧洗浄です。
高圧洗浄機を使って屋根に付着している汚れを徹底的に落としていきます。
この洗浄をするときの圧力は、130~150キロもの圧力です。
ただ、劣化が確認できる部分や破損個所などは圧力を下げて洗浄をおこないます。
上の写真は外壁を高圧洗浄機で洗浄をしているところです。
屋根と同様に汚れや古い塗料も高圧洗浄で落とします。
弊社では、塗装箇所以外も高圧洗浄をしています。
高圧洗浄をするだけで長年の汚れもきれになるため、塗装などをしなくても家がきれいになります。
<屋根の塗装をしている様子を紹介します>
屋根を洗浄した後は、いよいよ屋根塗装の作業に入ります。
塗装をする際には、まず下塗り作業をおこないます。
今回の屋根はセメント瓦です。
セメント瓦は塗料を吸収する性質があります。
なので、下塗りは2回おこないます。
下塗りが終わると中塗り作業に入ります。
中塗り作業をすると、瓦にツヤが出てきたことがわかるでしょう。
中塗り後には上塗り作業をします。
上塗りをするとさらにツヤが出てきます。
右の写真は上塗り後の状態です。
新築のようにきれいなツヤが出ています。
<外壁塗装をしている様子です>
屋根塗装終了後、外壁塗装の作業に入りました。
まずは下塗り作業をしていきます。
下塗り終了後は、中塗り作業の工程です。
屋根と同様に中塗りが終われば上塗りをしていきます。
外壁も上塗りをすると、新築同様のツヤが戻りました。
<その他にもいろいろ塗装をしました>
依頼主様から、屋根や外壁以外にも気になる箇所の塗装依頼をしていただきました。
雨どいの塗装と軒天の塗装時の写真です。
破風板の塗装と幕板の塗装をしているときの様子です。
今回の施工ではさまざまな箇所の塗装をさせていただきました。
破風板は屋根の側面に取り付ける板で、この板を設置すると横から雨風を吹き込むことを防いでくれます。
雨どいは屋根から流れてくる雨水を地面に流し、軒天は劣化を防ぐ役割があります。
これらは付帯部とも呼び、外壁塗装の際には一緒に塗装をするのが一般的です。
この付帯部も紫外線や雨風で劣化をします。
そんな場所も塗装をすると、あまり費用をかけることなく寿命を延ばすことにつながります。
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「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
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