【緊急】外壁タイルが落下し、車を傷つけてしまった…事故を繰り返さないための打診調査と補修。
- 1級外壁・屋根調査士 関裕一
- 2024年10月19日
- 読了時間: 2分
1級外壁・屋根調査士の関です。
東京都足立区、築40年のホテルオーナー様から「外壁のタイルが落下し、下の駐車場にあった車に傷をつけてしまったので至急外壁を補修したい」とご相談をいただきました。
外壁タイルは浮いたり剥がれたりすると歩行者や車に落下して事故になってしまうため、劣化を放置するのは大変危険です。
二次被害を防ぐために急ぎ現地調査へ向かいました。

このように広範囲で剥がれているところ、新たに剥がれかけているタイルが見られました。
タイル外壁のメンテナンス方法
タイル打診調査
タイルの浮きは目視ではわからないため、専門家が打診棒を外壁に沿って滑らせたときに、音で浮きや欠損を診断します。足場を立て、外壁をくまなく確認していきます。
タイルの部分補修
打診調査で判明した場所を補修します。
新しいタイルへ張り替える方法と、接着剤とアンカーピンで固定するアンカーピンニング工法という方法もあります。
タイルに問題がなくても、劣化した目地を補修することも重要です。
タイルをしっかりと固定し、緩衝材の役目を果たすためタイルの破損や落下を防ぐことができます。

「鉄筋爆裂」に注意
タイルの破損はタイルだけの劣化でなく、下にある鉄筋とコンクリートが原因になることもあります。
「爆裂現象」とも言われ、コンクリート内部の鉄筋が錆び接触しているコンクリートを押し出して、表面が吹き飛んでしまうのです。
この影響でタイルが剥がる事例も多くあります。
爆裂が起きている場合、コンクリートや内部の補修も必要になります。
担当者より

今回の点検を担当させていただいた関です。
塗装業に従事して18年になります。
ただ直向きに知識と経験を積み重ねて
「お客様にとって良い工事とは?」を研究しながら邁進してきました。
建物診断から施工まで是非私にお任せください!
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