目 次
■工事のきっかけを伺いました
足立区梅田のお客様より、外壁のシーリングについてのご相談をいただきました。
点検に伺い、シーリングの状態を確認したところ、劣化により、シーリングが機能していませんでした。
今回は損傷箇所に合わせ、打ち替え・増し打ちでシーリングの補修工事をご提案いたしました。
今回の工事の基本情報
施工内容:シーリングの打ち替え・増し打ち工事
使用材料:SRシールNB50
施工期間:5日間
築年数:10年
■点検時のシーリングの状態
工事前のシーリングの状態です。
シーリングが破断してしまい、シーリングの役割を果たしていません。
外壁の強度も低下し、雨漏りにつながってしまう危険もありますので、早急な補修が必要です。
今回のシーリング工事は、外壁部分は打ち替え、サッシ部分は増し打ちでおこないました。
こちらのシーリングは、肉やせを起こしており、シーリングが薄くなっています。
紫外線など、経年の劣化によるものです。
■劣化した既存のシーリングの撤去
外壁のシーリング工事は、あらたにシーリングを充填する打ち替えです。
まず、既存のシーリングを撤去します。
まず、カッターで切れ目を入れていきます。
切れ目を入れたら、シーリングを取り出します。
劣化しているので簡単に取り出すことができますが、取りにくい場合はペンチなどでつまみ出せば問題ありません。
外壁の断面にシーリングが残っていたら、カッターできれいに取り除いておきます。
シーリングの撤去が完了しました。
シーリングの撤去後、目地が汚れていたら、刷毛などを使用して、きれいな状態にします。
青く見えているのは、バックアップ材です。
バックアップ材の上にシーリングを充填することで、2面接着となります。
2面接着は、シーリングの伸縮性の効果を発揮します。
外壁の動きに追従することで、外壁の耐久性もアップするのでおすすめです。
■養生後、プライマーの塗布
養生をおこないます。
養生は、外壁にシーリング材がはみ出るのを防いでくれます。
シーリングをきれいに仕上げるためにも、大変重要な工程です。
ていねいに、まっすぐに貼っていきます。
養生テープの端に折り目を付けておくと、テープが剥がしやすくなり、作業効率もアップします。
シーリングの充填前に、プライマー(下地材)を塗ります。
プライマーは、シーリング材と外壁との密着性を高める大切なものです。
■外壁のシーリングの打ち替え
今回のシーリング工事に使用したのは、コニシの「SRシールNB850」です。
耐久性に優れた、1成分形変成シリコン系シーリング材です。
やわらかく伸びが良い低モジュラスタイプで追従性も抜群、サイディング外壁のシーリングによく使われます。
シーリングガンで、シーリングを充填していきます。
たっぷりと注入しています。
量が少ないと、目地の内部に空洞ができてしまうので、十分な量を使います。
充填したら、へらで均一にならし、仕上げます。
シーリング材が硬化する前に、養生を取り外してシーリングは完了です。
シーリング材が硬化してしまうと、シーリングが養生に付着してしまいますので、完全に乾く前に取り外さないといけません。
■サッシ周りのシーリングの増し打ち
サッシ周りは、シーリングの増し打ちをおこないました。
増し打ちは既存のシーリングの上に、あらたにシーリングを充填することで厚みをもたせる工法です。
外壁と同様に、コニシの「SRシールNB850」を使用しました。
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)ヌリプロ110番では、補修箇所に合わせたシーリング工事をご提案いたします。
まずは、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
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