築40年のお家、3階天井からの雨漏りの原因とは?気付きにくい「笠木」の劣化と対応策。
- 1級外壁・屋根調査士 関裕一
- 2024年10月9日
- 読了時間: 2分
1級外壁、屋根調査士の関です。
埼玉県川口市の築40年のお家、3階天井角からの雨漏りのご相談をいただきました。
早速現地調査におうかがいし、ご依頼主様と一緒に現状を確認しながら雨漏りの原因や対応策を説明させていただきました!

厄介な「笠木からの雨漏り」
▶隙間を埋めるだけでは雨漏り対策にならない
今回の雨漏りの原因になった笠木。
笠木の上に被さっている「板金」の隙間の継ぎ目・亀裂などから雨水が入ると外へ排出しにくいため、中の笠木が腐食することがあります。
既に中に雨水が入って腐食している場合は、隙間を埋めるだけでは対策になりません。
むしろ隙間を埋めることで中の水分がますます出てこれなくなり、悪化することもあります。
腐食の確認ができた場合は、下地木材を取り替えることになります。


▶劣化に気付きにくい
笠木の劣化はパッと見た感じでは問題がなさそうなので気付かないことも。
気づかずに長い間放置してしまうと、外壁やバルコニーの木材へ腐食が進み、雨漏りに繋がるという事例が多いです。
今回のような陸屋根は雨漏りしやすいため、防水シートと合わせて定期的なメンテナンスをし、早期発見で被害を小さく抑えられればベストです。
担当者より

今回の調査を担当させていただいた関です。
塗装業に従事して18年になります。
ただ直向きに知識と経験を積み重ねて
「お客様にとって良い工事とは?」を研究しながら邁進してきました。
建物診断から施工まで是非私にお任せください!
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