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足立区関原にて雨漏り発生の陸屋根の防水工事にウレタン密着工法を施行

  • 執筆者の写真: 1級外壁・屋根調査士 関裕一
    1級外壁・屋根調査士 関裕一
  • 2022年7月14日
  • 読了時間: 6分

更新日:2024年1月9日




目次





工事を依頼をしたきっかけ

足立区関原のお宅から雨漏りについてのご相談を受けました。


室内まで雨漏りをしている状態で、すぐにでも修理をしてくれる業者を探しているとのことです。


こちらのお宅の屋根は、陸屋根というフラットな形状です。


このような屋根では雨水がたまりやすいので、一般的な屋根と比較すると雨漏りをする可能性は高くなります。


少しの異変も見逃さないようにチェックする必要があります。



施工前と施工後の写真をご紹介

こちらが施工前と施工後の写真です。



今回の工事の基本情報

こちらのお宅は築30年です。

施工は屋上防水をしました。

施工期間は準備の期間も含めて5日間です。



まずは現地調査をおこないました

連絡を受けてすぐに現地調査にうかがいました。


まず確認したのが雨漏りをしているという室内の状況です。


室内に入ってみると、クロスははがれていて、天井は落ちてしまいそうな状態となっていました。


壁にも雨漏りによる大きなシミができています。


ここまでの状態となると日常生活にも影響が出ます。


この状況では、屋根の雨漏り修理だけでなく、天井や壁などの室内リフォームが必要です。



次にチェックしたのは陸屋根です。


雨漏りの原因はここにある可能性が高いので、丁寧にチェックしていきます。


床面を見ると、複数の汚れや小さな傷が確認できました。


雨漏りをしている箇所は壁際や角などで、この付近には排水口があります。


この排水口が雨漏りの原因の可能性が高いです。



雨漏りの原因となりやすい箇所は排水口以外にも、笠木の継ぎ目、手すりの根元なども原因となりやすい箇所です。



その他にもパカパカと浮いてしまっている箇所も確認できるため、このような箇所もしっかりと修繕していく必要があります。


しっかりと時間をかけて調査をした結果、今回のお宅ではウレタン塗膜防水工事が最適だと判断し、ご提案させていただきました。


この工事方法には、密着工法と通気緩衝工法があります。


お客様に確認してみると、屋上にはほとんど立ち入ることはないとのことです。


なので、防水層が浮いても歩行によるダメージはほとんど発生しないので、通気緩衝工法よりも費用が抑えられる密着工法を選択することになりました。





工事では、まず下地調整をしていきます


下地調整でまずおこなうのが、床面に付着している汚れを落とすことです。


一般的に汚れを落とすときには高圧洗浄をおこなうのですが、雨漏りをしているケースでは被害が拡大する可能性もあるので、水拭きで汚れを落とします。


丁寧に水拭きをした後は、表面に残っている油分を落とす作業です。


アセトンを使用して丁寧に拭いていきます。


浮いている立ち上がり部分を切断してみると水が出てきました。


中にはベニヤ板がありますが、侵入した水によってガバガバになっています。


ここは以前に他の業者によって修復をしたようです。


間違った施工をすると建物の寿命を縮めることにもなるので、業者選びはしっかりとおこなう必要があります。


壁の雨漏りの原因はここにあると判断しました。


再発しないようにしっかりと修繕をおこなっていきます。




改修用のドレンを設置しました

両角が雨漏りをしていたのは、この排水口に原因があると判断しました。


この部分には排水用のドレンを設置します。


ドレンの先にはホースが取り付けられていて、このホースを差し込むように固定します。



排水ドレンは鉛製です。


鉛はやわらかいので、ハンマーで叩いて下地に馴染ませていきます。


そして、接着剤を塗ってから排水溝に設置し、しっかりと密着させてからメッシュテープを貼ってさらに補強をします。




次は防水層の形成です


下地の調整が終わったら、次は防水層の形成をしていきます。


まずは下塗り材のプライマーを塗る作業です。


床面や立ち上がりの部分の外壁にムラが発生しないように、丁寧に作業をしていきます。


プライマーが乾燥してきたら、メッシュシートを敷き詰める作業です。


このメッシュシートを敷き詰めることで下地が補強されます。



次の作業はウレタン塗膜防水層の形成です。


今回使用したのは、ダイフレックス社の代表的な防水材であるDSカラーです。


防水工事では、防水二層とトップコートで仕上げます。


なので、全体的に塗った後にしっかりと乾燥させて、その後に二層目を塗ります。




笠木のつぎ目部分にはシーリングの打ち替えをおこないました


屋根の防水工事をして、今回の雨漏りは解消されました。


しかし、手すりの付け根部分や笠木の継ぎ目部分などは、雨漏りを引き起こしやすい箇所なので、この部分もしっかりと処理をします。


笠木の継ぎ目部分や手すりの付け根のシーリング材はすでに劣化しています。


そのため、この部分の打ち替え工事をしています。


場所によっては、打ち替えをすると逆に雨漏りのリスクを高めることもあります。


このような部分には打ち増し処理をおこないました。



これらの工事によって今回の雨漏りを解消することができました。


施主様にお話をうかがうと、「めったに屋上にあがることはない」とのことでしたので、防滑処理はおこないませんでした。


頻繁に屋上にあがるようなら、歩行をしても滑りにくい処理をしっかりとおこないます。


サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)の雨漏り駆けつけ隊では、しっかりと調査をした上で適切な工事提案をおこなっています。








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「著者情報」

 関裕一 

東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット

​サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者

18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。

​塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。

お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。

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