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屋根はなぜ変色するの?原因と正しい対処方法3手順をご紹介!




ふと自宅の屋根を見上げたら、変色を見つけた!


そんな事態にお困りの方もいるのではないでしょうか?


主に塗装の施工不良や経年劣化によって起こる屋根の変色。

原因はさまざまですが、屋根が傷んでいるサインですから、見逃さずに適切な対応を施しましょう。


そこで今回は、屋根が変色する原因と、対応方法をご紹介します。

大切なお家の屋根を守り、きれいに維持するために、ぜひ参考にしてみてください。


※ご自身で直接屋根に上って点検をするのは危険です!点検はプロの専門家にお願いしましょう。


目 次


1章 屋根が変色してしまう原因とは?


塗装の施工不良や経年劣化が、屋根の変色の主な原因です。


変色してしまうと見た目が悪くなるのはもちろん、屋根塗膜そのものに異変・傷みが生じている証拠

そのまま放置してしまうと、別の症状が出るなど、さらなる傷みの進行につながります。


そうした事態を防ぎ、適切な対応をするためにも、まずは原因を探りましょう。



1-1 塗装工事の施工不良


塗装工事から大して時間が経たないうち(1~2年ほど)に変色が起こった場合、施工不良の可能性を考えましょう。


塗装仕様を守っていなかったり、縁切り作業を怠っていたりする場合があります。


塗装仕様を守っていない


塗料を扱う際は仕様書の通りに正しく対処しないと、変色や剥がれなどの不具合が起きる可能性があります。


例えば、下記のような扱いが考えられます。

  • 外壁の素材に合わない塗料を使用してしまった

  • 塗料をよく混ぜていなかった

  • 乾燥時間を守らずに重ね塗りしてしまった

  • 雨天など湿気が高い状況で塗装してしまった

仕様書やカタログなどで定められた塗料の扱い方を、業者がきちんと守っているかどうか、施工当時の工事の記録などを一度確認すると良いでしょう。

▲仕様書やカタログの裏面、メーカーのWebページに、塗料の扱いの仕様が記載されています。



縁切り作業を怠っている


スレート瓦を塗装すると瓦の重ね目に塗料が入りますから、そのまま乾燥してしまうと境目が詰まり、屋根の裏側に水が溜まって染みを引き起こしてしまいます。


▲縁切り作業がされていなかった屋根。屋根の内部に水が溜まり、縁の部分が変色してしまっています。


そのため、スレート瓦の屋根の塗装では、「縁切り作業」か「タスペーサー挿入」が必要です。

それにより水の抜け道を作り、屋根の中に水が溜まらないようにします。

▲「縁切り」…皮スキやカッターなどの工具を用いて、スレート屋根の境目を塞いでいる塗膜を切ります。


▲「タスペーサー」…スレート瓦の境目に差し込み、隙間を確保した状態で塗装できる専用部材です。タスペーサーを使えば、手間がかかる縁切りが不要になるため、近年は主流となっています。


縁切り作業についても同様に、見積もりの段階で作業予定が組み込まれていたか、きちんと実施されていたかなどの記録を確認しておきましょう。



1-2 屋根の経年劣化


屋根の塗膜が雨風や紫外線にさらされることで起こるのが、屋根の経年劣化です。


新築後にまだ屋根の塗り替えをおこなっていない場合や、屋根塗装してから年数が経っている場合などに、経年劣化の可能性が考えられます。


主な状態としては、色褪せ、カビ・苔・藻の発生、サビなどです。


色褪せ(チョーキング)


塗装の色の成分(顔料)が紫外線などの影響で劣化し、浮いてしまうことで、色褪せ・色落ちが起こります。


手で表面を触るとチョークような白い粉が付くことから、白亜化、チョーキング現象とも呼ばれます。

特に原色系の赤、緑、黄色などは色褪せしやすいです。


カビ・苔・藻の発生



塗膜が劣化して防水効果が切れ、屋根材が水を吸い込むようになることで、カビ・苔・藻が発生します。


カビ・苔・藻というと緑色のイメージがありますが、実際は乾燥により黄~茶色っぽい錆びたような色になります。


金属屋根ではないのに屋根が錆びている?と感じたときは、カビ・苔・藻が生じている恐れがあります。


サビの発生


トタンやガルバリウム鋼板などの金属素材の屋根や、スレート瓦の屋根の頂上などにある金属部材の色が変わっている場合は、サビが生じている可能性があります。


塗膜が劣化して金属部分に水が付くと、赤サビや白サビが発生します。


その場合には、サビを軽く削り落としてから、サビ止めの塗装を施す必要があります。



2章 施工不良があったら? 業者への問い合わせ方法


塗り替え後すぐの変色があった場合には、施工不良を疑いましょう。その際は、塗装した業者に対応してもらいます。


では、業者にはどのような手順で対応してもらえば良いのでしょうか?

具体的な対応の流れを3ステップでご紹介します。


ステップ1 塗装工事の保証書を確認する


まずは、塗装工事の保証書を用意し、内容を確認しておきましょう。

特に保証期間は、事前の確認がマストです。


生じている変色が保証対象に含まれるかどうかは実際に点検をしないとわかりません。


そのため、業者が来たときにすぐに見せられるよう保証書は手元に置いておき、詳細は業者と一緒に確認するようにしましょう。


ステップ2 業者に状況把握・点検をしてもらう


保証書を確認したら、次は業者に連絡をして状況を伝え、点検に来てもらいます。


連絡を入れる際、できる限り状況を具体的に伝えておくと、業者側も状況把握・点検準備がしやすく、スムーズに進められます。


以下は、状況説明の参考にしてください。

  • 変色している箇所(例:北面1階の外壁)

  • 範囲(例:約15センチ四方)

  • 状況(例:薄黄色の塗装が白く変色している)

  • 異変に気付いた日(例:3日前)


※変色や色褪せの原因は、実際に点検をしたうえで判断されます。

施工不良だと決めつけて業者に対し感情的になってしまっては、対応がスムーズに進まなくなってしまう恐れがあります。まずは、状況をしっかり落ち着いて説明することが大切です。


ステップ3 点検結果の報告・対応方法の提案をもらう


点検が無事に済んだら、原因について報告・説明を受けましょう。

その上で、対処方法(部分的な再塗装やタッチアップ補修など)を提案してもらいます。


今回の状況が保証対象に含まれるのかどうかは、業者や保証ごとに変わります。

提案を受けた対応には費用が発生するのか、対応時期がいつになるのかなどもしっかり確認しましょう。


業者に連絡が付かない!そんな時はどうする?

塗装業者が倒産・廃業してしまっていた場合、工事の保証も無効になってしまいます。

万が一そのような事態になってしまったら、改めて他の業者を探し、点検や補修を相談しましょう。



3章 屋根の経年劣化には塗装メンテナンスを



経年劣化による屋根の変色には、再塗装を行いましょう。


長年や雨や風にさらされ、紫外線を浴びた屋根は塗膜が傷んでしまい、防水効果も弱まってしまいます。

そこで、再塗装を行って塗膜をよみがえらせる必要があるのです。


防水効果が無くなった状態で放置しておくと、ひび割れや欠けなど、さらなる傷みが生じかねません。


屋根の劣化に気付いたら早いうちに塗装を考えましょう。


また、塗装工事の際には施工不良が起こらないよう、業者には仕様に沿った施工をしてもらうことが大切です。


工事中は作業工程ごとに写真に残してもらいましょう!

屋根の塗装工事は、作業の様子がなかなか見えづらいもの。

そこで、作業工程ごとに写真を撮って記録を残してもらうようにすると安心でしょう。


もちろん、手抜き工事ばかりが行われているわけではありません。しかし、見えない作業を目で見て確認できれば間違いがないですし、業者にとっても良質な工事をしていることの証になります。


ぜひ工事中の写真撮影を行ってくれる業者にお願いしましょう。



4章 屋根の変色に気が付いたら、早めに点検を行いましょう



屋根の変色の原因は、過去の工事内容を確認し、実際に点検してみないと判断できません。

そのため、変色に気付いた時点で早めに専門家に相談しましょう。


きちんと点検していないのに憶測で対処してしまっては、不具合が解決せず、さらなる被害を生む可能性もあります。


大切なご自宅を守るために、必ず専門家に点検を依頼することが肝要です。



まとめ


ご紹介した通り、屋根が変色する原因は大きく2つあります。下記にまとめました。

  • 塗装工事の施工不良(塗装仕様を守っていない、縁切り作業の不足など)

  • 塗膜の経年劣化(色褪せ、カビ・苔・藻、サビなど)


施工不良の可能性があれば、以下の手順で業者に対応してもらいましょう。

  1. 塗装工事の保証書を確認する

  2. プロの業者に点検してもらう

  3. 点検結果(原因)の報告と対応の提案をしてもらう

屋根の経年劣化の場合、塗膜の防水効果が無くなっているため、再塗装をしてよみがえらせましょう。

また、変色が生じた場合は、原因究明のためにも専門家にきちんと点検を依頼することが大切です。


屋根の変色は、決して放置してはいけません。

本記事を参考に、適切に対処して、大切なご自宅を美しく健康な状態で保ちましょう!


ご覧いただきありがとうございました。



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「著者情報」

 関裕一 

東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット

​サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者

18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。

​塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。

お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。


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