足立区は、昔多くの葦が生えていたことで葦立(あしだち)と言われ、そこから足立という地名になったという説があります。
そんな足立に日光道中の宿場が決まったことで、この地域が発展し始めます。
今では、つくばエクスプレスや日暮里・舎人ライナーの開業により交通網が充実していますし、スーパーや商店、大型商業施設など、買い物にもとても便利な地域です。
足立区は自然も多く、都市農業公園には田んぼや畑などもあります。
四季を通じてイベントも多く開催され、荒川河川敷で開催する「足立の花火」は夏の風物詩です。
そんな足立区でのお宅では、イベントのたびに知人が集まって楽しい時間を過ごす方もいるでしょう。
また、イベントが開催されるときには多くの人が訪れることから、イベント会場に近いお宅では、多くの人の目が気になる方もいるかもしれません。
お住まいの印象は、家の外壁の色や状態で大きく変わりますが、外壁以外にも門扉や塀、擁壁なども、印象には大きなポイントとなる要素です。
外壁は家の寿命に大きく影響することから、定期的な塗替えをする方も多いですが、門扉や塀は古くなっても放置している方が多くいらっしゃいます。
塀にコケや草が生えている状態は、とても汚い印象を与えてしまいますし、門扉がサビたり塗装が剥げていたりしたのでは、外壁がいくらきれいに塗り替えられていてもとても悪い印象を与えてしまうでしょう。
ここでは、家の美観にとても大きな影響を与える塀や擁壁の塗装について解説していきます。
塀や擁壁の塗装をお考えの方は、地域ナンバーワン実績、国土交通大臣認定リフォーム事業者であるサンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)のヌリプロ110番までご連絡ください。
工事に関する疑問や不安に対するご相談にも対応しておりますので、お気軽にご連絡していただければと思います。
目 次
塀や擁壁を塗装する理由
白華現象(エフロレッセンス)という言葉をご存知でしょうか。
コンクリートやモルタルには水酸化カルシウムが含まれていて、雨水などによって溶け出します。
白華現象は、溶け出した水酸化カルシウムが表面に付着する現象のことです。
この現象が発生したからといってコンクリートやモルタルの強度が落ちるわけではないですが、表面に白い粉のような汚れが付着したように見えるので、外観を著しく損なうことになります。
また、塀や擁壁は、一度濡れてしまうとなかなか乾かないという特徴があります。
湿気が多いことでカビや藻コケなどが生えやすく、これも美観を損なう大きな原因です。
そんな白華現象やカビや藻、コケの発生を予防する効果があるのが塗装です。
これらの理由から擁壁や壁は定期的に塗装をする必要があるといえるでしょう。
塗装業者を選ぶときのポイント
塀や門扉を塗り替えしようと思ったときには、業者選びをすることになるでしょう。
業者選びをするときには、複数社から見積もりを出してもらって比較する方が多いですが、このときには価格だけでなく、使われている素材に適した塗料を使っているかを確認することが大切です。
それぞれの建材によって適した塗料があります。
安いからと依頼してみると、木材や金属、コンクリートにもすべて同じ塗料で塗られてしまったというケースもよくあります。
これではすぐ劣化する原因にもなるため、良い業者選びでは適切な塗料を使っているかを必ず確認することが大切です。
塗料は「透湿性」の高さで選ぶ
塀や擁壁にはどんな塗料が良いのかと気になる方もいるでしょう。
ポイントになるのが透湿性です。
透湿性とは、水分を外に逃がす性質のことで、この性質が低い塗料を塗ってしまうとはがれや膨れの原因となるので注意が必要です。
塗り替えをすると印象も大きく変わる
あまり家の印象を変えたくない方は、以前と同じような色合いで塗れば良いのですが、せっかく塗り替えをするなら大きなイメージチェンジをしてみたいと考える方も多いです。
塀や擁壁は家の印象に大きな影響を与えるため、模様や色を変えるだけでイメージチェンジをすることが可能です。
ジョリパットによってサンド調や荒壁風の壁にできますし、塗装のときにコテの跡で模様をつけることもできます。
無機質な雰囲気が好みなら、コンクリート描画工法を選ぶのも良いでしょう。
塗装といってもさまざまな施工方法があるので、イメージチェンジをしたいときには業者の方にしっかりと希望を伝えることが大切です。
施工の流れをご紹介
塀の塗装は初めてで、どのような流れで塗装するのかと気になる方もいるのではないでしょうか。
塗装作業前にするのが汚れ落としです。
高圧洗浄によって、壁に付着している藻やコケなどの汚れをしっかりと落としていきます。
汚れをしっかりと落としたら、余計な部分に塗料が付着しないように養生をします。
養生が終わればいよいよ塗装作業です。
塗装では、まず仕上げ塗料と建材とをしっかり密着させるために、プライマーやシーラーとも呼ぶ下塗り塗料を塗っていきます。
下塗りが終われば、仕上げ塗料を使って中塗り・上塗りをして、塀の塗装は終了です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ここでは、壁や擁壁の塗装について解説してきました。
塀や擁壁は、頻繁に掃除をしているつもりでも、どうしてもコケや藻が生えてしまいます。
しかし、そんな塀や擁壁も塗装をすることによって、長く美観を保つことが可能です。
「家の雰囲気を変えたい」、「いつまでもきれいな塀や擁壁、門扉を保ちたい」という方は塗装を考えてみてはいかがでしょうか。
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「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
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