目 次
■工事のきっかけを伺いました
足立区東保木間のお客様より、屋根についてのご相談をいただきました。
住宅の隣にあるグラウンドから、飛んできたボールが屋根に当たったのではないかとのこと。
屋根が割れたりしていないか、点検してほしいというご依頼です。
点検に伺い、屋根の状態を確認したところ、割れている屋根瓦が確認できました。
今回は、割れた瓦の差し替え工事をご提案いたしました。
また、天窓のコーキングも劣化していましたので、同時にコーキング補修工事もおこないます。
今回の工事の基本情報
施工内容:屋根瓦差し替え工事・コーキング補修工事
施工期間:3日
築年数:16年
■点検で屋根の状態を確認
点検時の屋根の状態です。
一度、お客様ご自身で屋根に上って、確認したことがあるそうです。
しかし、屋根に上るのは大変危険です。
お問い合わせいただければ、すぐに点検に伺いますので、わたくしども専門業者におまかせくださいね。
お客様が確認したのは、グラウンドに面している屋根でした。
やはり、瓦が割れてしまっていました。
他の屋根面も確認しました。
こちらの面でも、割れている瓦がありました。
点検の結果、瓦が割れていたのは2箇所でした。
この2箇所の瓦を、差し替えていきます。
割れた瓦の場所が隅棟付近だったため、差し替え工事をおこなうにあたり、隅棟部分の瓦も一旦取り外す必要があります。
点検時の天窓の様子。
天窓のコーキングの劣化が見られました。
コーキングに隙間ができると、雨水が入り込んでしまいますが、まだそれほどの隙間ではありませんでした。
天窓の水切りエプロンも劣化し、穴が空いている箇所もありました。
天窓は、雨漏りしやすい箇所でもあります。
特にコーキング部分は劣化により、隙間ができると、そこから雨水が入り込み、雨漏りにつながります。
点検の様子を撮影した画像とともに、お客様にご報告いたしました。
今回は、割れた瓦の差し替え工事と天窓の補修工事をおこなうことになりました。
■工事開始:周辺の瓦を取り外します
まずは、隅棟の瓦を一旦取り外します。
■割れた瓦を差し替えます
割れた瓦を取り外した様子。
隅棟の際だったため、隅棟と平瓦が重なっており、その瓦も取り外すことにしました。
割れた屋根瓦を差し替えた様子。
差し替え後、外していた隅棟瓦と平瓦も元に戻しました。
割れていた2箇所目の瓦の、差し替えの様子。
こちらは、コーキングボンドで応急処置がしてありました。
隅棟瓦を外している様子。
こちらも隅棟際のため、周辺の瓦を一旦取り外します。
あらたな瓦を取り付け、差し替えが完了しました。
外していた棟瓦にあらたに漆喰を塗り、防水処理をおこないました。
使用したのは、南蛮漆喰シルガードです。
防水性・耐久性に優れ、普通の漆喰よりも長持ちします。
漆喰は白だけと思われるかもしれませんが、黒い漆喰もあります。
白の漆喰は高価なので、見えない部分には黒い漆喰を使用することも多いです。
黒い漆喰も、時間の経過とともに白くなっていきます。
取り外していた棟冠瓦を元に戻し、ビスでしっかりと固定しました。
■天窓のコーキング補修
天窓の補修の様子。
エプロンに空いていた穴は、コーキングボンドで穴埋め補修をおこないました。
これで、雨水の侵入を防ぐことができます。
天窓については、もしかしたら撤去するかもしれないとのことでしたので、今回はコーキングボンドでの応急処置となります。
これで全ての工事は完了です。
■工事が完了しました
工事後の屋根の状態を撮影し、お客様に工事完了のご報告をいたしました。
また、天窓の撤去も承っておりますので、もし天窓を外したいときはいつでもご相談くださいと、お伝えしました。
「割れた屋根が直って安心しました。天窓の補修もしていただき、よかったです。撤去するときは、またお願いします」
と、おっしゃっていただきました。
屋根のことなら、サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)におまかせください。
今回のように部分的な補修工事も、すぐに伺い対応させていただきます。
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「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
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