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足立区西新井本町にて谷樋から雨漏り発生、谷板金の交換工事で解決しました


目 次



■工事のきっかけを伺いました

足立区西新井本町のお客様より、雨漏りについてのご相談をいただきました。


お部屋の天井に、雨染みができているそうです。


すぐに点検に伺い、調査したところ、谷樋からの雨漏りであることがわかりました。


今回は、谷板金の交換で雨漏りを解決しました。


今回の工事の基本情報
  • 施工内容:谷板金交換工事

  • 施工期間:5日間 

  • 築年数:50年




■点検で雨漏り箇所を特定

点検時の室内の様子。


天井に、大きな雨染みが見られますね。


天井板も、かなり劣化しています。


これは、早急に修理したほうがよさそうです。

押し入れの様子。


押し入れの壁に、雨水が流れたような跡が見られます。

屋根に上っての点検の様子。


お部屋の雨漏り箇所の真上は、屋根の谷部分でした。


この谷樋に使用されていた板金に、雨染みができていました。


谷は、雨水が集中する場所なので、劣化しやすい部分です。

谷板金が劣化して、穴が空いてしまうことも多く、この穴から、室内への雨漏りが発生してしまうのです。

谷板金をくわしく見ていきます。


谷板金に穴が空いていたと思われる箇所がありました。

上から防水テープが貼られていたので、応急処置されていたのかもしれません。


お客様によると、数年前に訪問業者から屋根の点検をすすめられ、依頼したところ、谷板金に穴が空いているので修理したほうがいいと言われたそうです。


そのまま、修理も依頼したとのことです。

そのときの修理で、防水テープを貼ったのでしょうか。


しかし、穴に防水テープを貼っただけでは、雨漏りの解決にはなりません。

防水テープが劣化し、またすぐに雨漏りが再発してしまいます。



屋根の上は目視で確認できない場所だからこそ、信頼できる業者に依頼することをおすすめします。


屋根プロ110番の雨漏り駆けつけ隊では、

点検の様子を報告→修理工事のご提案とくわしい工事内容→工事終了の報告

まで、しっかり責任を持っておこなっていますので、安心しておまかせください。

屋根瓦に、液だれがついていました。


液だれは、拭いただけでは取り除けないほど、付着しており、瓦を交換するしか方法がありません。そうすると、大規模な工事になってしまいます。


幸い、液だれは雨漏りとは関係ない箇所でもありました。


今回は、

「とにかく早く、雨漏りを止めたい」

というお客様のご要望で、谷板金の交換工事のみをおこなうことになりました。





■工事開始:谷樋周辺の瓦を取り外します

谷板金周辺の瓦を取り外していきます。


谷板金のサイドから、雨水があふれ出ないように、瓦は谷樋に重ねて取り付けられています。


ですので、谷樋を取り外す際には重なっている瓦も一緒に取り外す必要があります。

瓦を取り外ししてみると、防水紙(ルーフィング)がかなり劣化していました。


穴も空いており、この穴から雨水が入り込んでいる可能性もありました。


防水効果は機能していないと思われますので、防水紙も新しく交換していきます。



■あらたな谷板金を取り付けます

あらたな防水紙(ルーフィング)を敷設している様子。


使用したのは、アスファルトルーフィングです。


軒先は少し長めに、カットしておき、屋根のてっぺんから下に向かって敷いていきます。

防水紙の上に、あらたな谷板金を取り付けている様子。


大棟の際ギリギリまで、谷板金を伸ばし、取り付けます。


軒先の先端部分は、カット加工しました。

谷樋の両サイドに、水密材を設置します。


水密材は、大雨などで谷樋から雨水があふれ出てしまうのを防ぐ役割があります。





■瓦を元に戻します

一旦取り外していた瓦を元に戻します。


軒先から、取り付けていきます。


屋根土で接着していき、ビスでしっかりと固定しました。

瓦を固定するために、コーキングボンドを塗っていきます。


コーキングボンドは瓦全体に塗るのではなく、部分的に塗りました。


これで、瓦の飛散や落下を防ぐことができます。

大棟のいちばん上となる、冠瓦の様子。


冠瓦のつなぎ目部分で隙間ができる箇所には、コーキングボンドを塗ります。


これでしっかりと固定されました。



■工事が完了しました

大棟の様子。


こちらも、一旦外していた瓦を戻していきます。

しっかりと積み上げて、きれいに成形されました。



資材や作業道具を片付けて、屋根の清掃をおこない、すべての工事は完了です。


工事後の屋根の様子を撮影し、お客様に工事完了のご報告をいたしました。


「雨漏りが解消されて、ホッとしました」

と、ご安心いただけました。


サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)では、雨漏りしやすい谷樋の交換工事の実績も豊富です。


雨漏りしたら、お早めにご相談ください。

すぐに点検に伺い、お客様のお家の状態に最適な雨漏り修理工事をご提案いたします。





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「著者情報」

 関裕一 

東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット

​サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者

18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。

​塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。

お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。

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