目 次
■工事のきっかけを伺いました
足立区加平のお客様より、雪止め金具の取り付けのご依頼をいただきました。
雪が降った時に、落雪で事故が起こらないように取り付けたい、とのことです。
今回は、瓦屋根への雪止め金具の取り付け工事をご紹介します。
今回の工事の基本情報
施工内容:雪止め金具設置工事
施工期間:2日間
築年数:35年
■雪止め金具取付位置の瓦を取り外します
雪止め金具を取り付ける位置を決め、その上段の瓦を取り外しておきます。
外した瓦の跡の下側に、雪止め金具を取り付けます。
■雪止め金具をビス釘で固定します
雪止め金具は、瓦1枚につき、1個取り付けています。
横一列に取り付けていきます。
雪止め金具を、ビス釘でしっかりと固定します。
雪止め金具を取り付けるメリットとは?
豪雪地帯ではなくても、大雪が降ることはあります。
屋根の上の大量の雪が、車や歩行者の上に落ちて、事故になってしまったら大変です。
隣家との間隔が狭いと、落雪で重大な事故を招く危険性も高まります。
そういった、万が一の事故を防ぐためにも、雪止め金具の設置は有効でしょう。
雪止め金具は、降り積もった雪が、屋根から落ちないように止めておく金具です。
新築時に付いていなくても、後から取り付けることもできますよ。
もし、雪止め金具が無いどうなる?
屋根の温度が高くなり、積もっていた雪が溶け始めると、水分を含んだ重い雪が一気に落ちてくる危険があります。
雪止め金具があることで、雪を屋根にとどめ、雪が一気に落ちるのを防ぎます。
その間に、徐々に雪が溶けていきます。
■瓦を元に戻します
取り外していた瓦を、元に戻しました。
上と下の瓦で、雪止め金具を挟み込むようにしています。
これでしっかりと雪止め金具が固定されて、雪がとどまり、ゆっくりと溶けていくという、雪止め金具の最大限の効果を発揮します。
■他の屋根面にも雪止め金具を取り付けます
他の屋根面も同様に、雪止め金具を取り付けました。
こちらの屋根面は、雪止め瓦で施工されていました。
雪止め瓦は、落雪を防止する取っ手の付いた瓦です。
お客様のご希望で、この瓦の先端部分にも雪止め金具を取り付けました。
大雪が降ることはあまりない地域でも、雪止め金具を取り付けるお家は増えています。
既存の屋根に、後から取り付けることも可能です。
落雪で事故が起こったら大変なので、雪止め金具の取り付けをおすすめします。
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)の屋根プロ110番では、雪止め金具の後付け工事も承っていますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
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