

「ご自宅の屋根瓦破損していますよ」
と通りがかった業者に言われ、修理方法を調べているところではないでしょうか。
屋根瓦の修理は、破損具合や劣化状況によって違います。
屋根の状態に合わせた方法でしっかり直して、屋根の寿命を長くしていきましょう!
この記事では、5つの症状別に屋根瓦の修理方法をご紹介します。
後半では、修理の費用相場と業者選びのポイントもお伝えします。
ぜひ最後まで、ご覧ください。
【1】 5つの症状別 屋根瓦の修理方法
まずは、屋根瓦の5つの症状別の修理方法をご紹介します。
屋根はなかなか見えにくい場所なので、全て業者任せにするのはちょっと不安もありますよね。
事前にどんな修理があるのか把握して、安心して工事を進められるようにしましょう!
1 割れ→コーキング補修・一部交換

小さなヒビ割れや欠けがある場合は、コーキング材(補修材)で補修します。
欠けた破片が残っている時は、その欠片をそのまま接着することもできます。
もし、大きな割れや欠けの場合には、瓦の差し替えを行います。
2 漆喰の割れや崩れ→漆喰補修

屋根の漆喰は、屋根の棟と瓦の間の隙間を埋めることにより、瓦同士を固定し、
内部に水が侵入するのを防いでいます。
7〜10年ほどで劣化が進む為、割れや崩れがある場合は、
既存の劣化部分を撤去し、新たに漆喰を塗り込む必要があります。
3 釘が浮いている→釘打ち

屋根の一番上の瓦や板金は釘で固定していることがほとんどです。
釘は、建ててから数年経つと地震や強風などで浮いてしますこともあります。
釘が浮いた場合は、既存の釘をそのまま打ち込むか、新しい釘やビスに交換して、瓦を固定し直す必要があります。
4 棟瓦がずれている→棟瓦積み直し

屋根の頂上にある瓦のことを、棟瓦と言います。
棟瓦が歪んだりズレていると、瓦の落下や雨漏りが起こります。
積み直す際は、棟瓦部分を一度撤去してから瓦を積み直します。
5 色が褪せてきた→屋根塗装

屋根は雨風にさらされたり、紫外線を受けたりすることにより、色あせてきます。
スレート瓦やセメント瓦は表面を保護する為に塗装されています。
色あせてきたら、瓦が弱ってきたサインなので塗装しましょう。
弱った状態のままにしておくと、瓦から水が染み込みヒビ割れや雨漏りの原因になります。
※ 和瓦や洋瓦は水が染み込んでの劣化はない材質なので、塗装は不要です。
【2】 屋根瓦を修理する際の費用相場
屋根瓦を修理する際の相場費用です。
修理方法や、 修理範囲、人件費や使用する材料によっても、費用は大きく変わります。
こちらで示す表はあくまで目安としてご確認ください。

高所での屋根修理は基本的に足場が必要です。
作業員の安全確保の為にも、見積りから外すことはできません。
足場の費用相場は、二階建てのご自宅で16〜20万円ほどです。
修理費用+足場の金額がトータルの費用になると覚えておきましょう。
★火災保険が使える場合もあります!
台風や、大雪などの自然災害が原因で、屋根瓦が破損してしまった場合には、
火災保険を使って修理できる可能性があります。
ご自身で加入している保険会社に電話して、確認してみましょう。
【3】 業者選びの3つのポイント
屋根瓦の修理は、屋根の劣化状況や、劣化範囲によって、修理方法も変わります。
その為、正しい知識があり、経験豊富な業者に依頼するようにしましょう!
ここでは、安心して修理を任せられるように、業者選びの3つのチェックポイントをご紹介します!
1 丁寧に点検してくれる業者を選ぶ

見積り点検の際にはしごを使って直接屋根に登ったり、ドローンや高所カメラなどを使って、
細かく記録写真を残してくれる業者を選びましょう。
屋根瓦の劣化状態は実際に見て、どのように修理するのが適切か判断することが重要です。
地上から屋根を見て不具合を指摘してくるような業者に出くわした場合は、屋根の正確な劣化状況を把握できていない可能性が高いので、注意してください。
また、点検時に撮影した写真をきちんと提示して、丁寧に説明してくれると、安心ですよね。
2 幅広い工事実積がある

屋根瓦の部分的な補修から、屋根全体の葺き替えまで、大小様々な内容の工事実積を持つ
業者に依頼しましょう。
仮に軽補修の経験しかない業者から、葺き替え(屋根全体を交換する工事)が必要です。
と言われても、不安しかありませんよね。
逆に、本来であれば軽補修で済むところを、大掛かりな工事を提案されてしまって、
余計にお金が掛かってしまうなんて事になりかねません。
屋根瓦の修理は正確な劣化状況を把握した上で、適切な修理を提案してくれる業者を
選びましょう。
その為には、幅広い工事実積のある業者に依頼すると安心です。
3 近くの業者を選ぶ

屋根修理を依頼する会社や支店、事業所がご自宅から車で30分以内ほどの、
近くにある業者に依頼しましょう。
遠い業者を選んでしまうと、対応に時間を要したり、工事費用以外にも、出張費が掛かってしまう
といった、デメリットが発生する事があります。
屋根は、台風などの予測できない出来事からの影響を受けやすい場所です。
今回の修理が終わった後も、何か気になることがあった時に、気軽に相談できる地元の業者だと
安心ですよね。
【4】 屋根修理のDIYは超危険!

「屋根ならちょっと登ってやってみようかな」
と思ったそのこあなた!絶対にやめてください!
屋根の上での作業は大変危険です。また、専門的な知識と経験がないと、
しっかり直す事が出来ません。
直そうと思って登ったのに、転落してケガをしてしまった、瓦を踏んで割ってしまった、
などのことが起きないように、必ず専門業者に依頼しましょう。
まとめ
いかがでしたか。
5つの症状から、屋根瓦の修理方法まで解説してきました。
屋根を長持ちさせるコツは、症状に合った修理を行うことです。
また、ご自身で屋根に登ることは大変危険なので、必ず専門業者に頼むようにしましょう。
業者選びのポイントは3つです。
・ 丁寧に点検してくれる
・ 幅広い工事実績がある
・ 近くの業者を選ぶ
屋根はご自身で確認することが難しい場所です。
信頼できる地元の業者に依頼して、適切な修理をしてもらいましょう!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
株式会社三誠ホームサービス 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。