目 次
今回の工事の基本情報
川口市金山町のお客様より、塗装メンテナンスのご依頼をいただきました。
今回は、外壁と屋根の塗装工事をご紹介します。
■リフォームデータ
・施工内容・・・・外壁塗装、屋根塗装、付帯部塗装、コーキング、
戸袋板金工事、木扉修繕工事
・工事期間・・・・4週間
・工事価格・・・・¥1,269,000
・ハウスメーカー・-
・施工エリア・・・川口市金山町 築35年
・施工内容詳細・・【外壁塗装】アステックペイント シリコンREVO1000
…サンダルウッド
【屋根塗装】GAISO ガイソーウォールタフネスシリコン
…15-30D
塗装前の様子
塗装前のお家の様子です。
今回、外壁塗装は、シリコン塗料 アステックペイント「シリコンREVO1000」
屋根塗装は、シリコン塗料 ガイソー「ガイソーウオールタフネスシリコン」
を使用しました。
足場の架設
まずは足場の架設をおこないます。
足場の架設は、作業の効率化だけでなく、安全に作業をおこなうためにも重要な工程です。
また、足場にメッシュシートを設置することで、塗料や汚れの近隣への飛び散りを防ぐこともできます。
サイディングシーラントで、外壁のコーキングの打ち替え
コーキングの打ち替え前の様子。
まずは、古いコーキングを撤去します。
マスキングテープで養生をおこない、プライマー(下塗り材)を塗布します。
コーキング材を充填後、へらを使い、コーキング部分をならします。
マスキングテープを取り外し、コーキングの打ち替えは完了です。
サイディング外壁は、温度変化により伸縮するので、劣化を放置していると、コーキングのひび割れや剥離などが起こり、雨水が入り込み雨漏りにつながってしまうこともあります。
コーキングの寿命は5~10年ほどなので、劣化してきたら打ち替えをおこなう必要があります。
コーキングには、変形シリコン・ポリウレタン・シリコン・ポリサルファイドなどさまざまな種類があります。
外壁の素材や塗料により、最適なコーキング材を選択して使用することが大切です。
コーキングにも、耐用年数が長く、高機能な製品なども登場しています。
大切なのは、コーキング材の特性をしっかりと理解したうえで施工することです。
混合率など規格を守り、下地処理なども含めて、ていねいに作業をおこなうことが基本ですね。
バイオ洗浄+高圧洗浄で、汚れをしっかり洗い落とします
バイオ洗浄液を混合している様子。
洗浄液混入後、しっかりと混ぜ合わせます。
外壁洗浄の様子。
バイオ洗浄液をかけ、高圧洗浄をおこないます。
ほかの箇所も、バイオ洗浄液をかけ、高圧洗浄をおこないました。
バイオ洗浄について詳しく!
特殊な薬品を使い、洗浄をおこなうことをバイオ洗浄といいます。
水だけで洗い落とす高圧洗浄では、落としきれないカビやコケなどの菌も、根こそぎ洗い落としてくれます。
しっかりと汚れや菌を洗い落とすことで、塗料の性能を十分に発揮し、長持ちさせることができます。
水の水圧だけで落とす高圧洗浄より、外壁や屋根への負担も少なくなるのもメリットです。
シリコンREVO1000で外壁塗装
外壁塗装の様子。
下塗りをおこないます。
中塗り、上塗りで仕上げます。
木製の外壁の塗装もおこないました。
下塗りをおこない、中塗り、上塗りで仕上げます。
外壁塗装完了です。
外壁塗装について
塗装の施工は、ローラーと吹き付け塗装がありますが、当社では、主にローラー塗装でおこなっています。
吹き付け塗装は、専用の器具で、霧状に噴霧して塗装をおこないます。
短時間で広範囲を塗装できるのが、メリットです。
ローラー塗装は、専用のローラーを使い、塗っていきます。
ローラー塗装は、手作業のため時間はかかりますが、吹き付け塗装よりも塗膜が厚くしっかり付き、ムラのない美しい仕上がりになります。
また、ローラー塗装ですと、近隣への塗料の飛び散りも防ぐことができます。
塗装は、下塗り→中塗り→上塗りと3回塗りをおこなっています。
しかし、外壁材の種類や塗装面の状態などによって4回塗りをおこなうこともあります。
長持ちするきれいな塗膜に仕上げるには、塗布量を守り、しっかりとていねいに塗装をおこなうことが大切です。
塗料について
高機能塗料が数多く登場し、塗装はお家の美観だけでなく機能性も重視される時代です。
フッ素塗料や無機塗料などの、超高耐久性塗料や、遮熱や断熱に優れた塗料など種類も豊富です。
当社でも、高機能塗料を取り揃えております。
こだわりたいこと、どんな性能を求めているのかなどお伝えください。
快適に過ごせる高機能な塗料選びのお手伝いをさせていただきます。
付帯部の塗装
・破風/鼻かくし
破風と鼻かくしの塗装の様子。
まずはケレン作業で下地を整えてから、2度塗りをおこないます。
仕上げ塗装をおこない、塗装は完了です。
破風と鼻かくしについて詳しく!
破風は、切り妻屋根の側面部分を指し、軒先の先端にあるのが鼻かくしです。
破風は、風で屋根が飛ばされないようにしている役割があります。
文字通り、風を破るように、風から家を守っています。かっこいいですよね。
鼻かくしは、雨樋の下地としても使われ、雨水が屋根内部に入り込むのを防ぐ役割があります。
どちらも風や雨から住宅を守る大切な部位です。
以前は、破風にも鼻かくしにも、木材が使われることが多かったです。
最近では、耐久性の観点から、窯業サイディング系やガルバリウム鋼板などの金属系の素材が選ばれることも多くなってきました。
雨風が当たる箇所なので、塗装をおこなってもすぐに劣化してしまうからです。
ガルバリウム鋼板は金属なので、腐食の心配がなく、長持ちするのがメリットでしょう。
・雨樋
雨樋の塗装の様子。
まずはケレン作業で下地を整えてから、2度塗りをおこないます。
仕上げ塗装をおこない、雨樋の塗装は完了です。
雨樋の塗装においても、外壁の塗装に使用した塗料と同様な塗料を組み合わせています。
耐用年数を合わせ、効率よく塗装メンテナンスをおこなうことができます。
雨樋は、紫外線などにより劣化します。
劣化が進行すると、ひび割れや歪みが起こります。
雨樋の内側は、塗装をおこなうことができませんので、20年以上経過している雨樋は、塗装よりも雨樋の交換がおすすめです。
外壁の塗装などリフォームをおこなう際に、一緒に交換するということも多いです。
雨樋の素材は樹脂製が多いですが、樹脂の中に鉄板が入っている雨樋もあり、耐用年数が長いのでおすすめです。
雨樋に不具合が生じると、ゴミなどが溜まり雨水がスムーズに排水されず、雨漏りにもつながってしまいますので、定期的なメンテナンスをおこなってください。
・雨戸
雨戸の塗装の様子。
まずはケレン作業で下地を整えてから、2度塗りをおこないます。
仕上げ塗装をおこない、雨戸の塗装は完了です。
雨戸の塗装について
雨戸の構造は、アルミフレームに鋼板製の波板というスタイルが主流です。
鋼板部分の塗装は、ケレン作業→錆び止め塗装→仕上げ塗装とおこなっていきます。
仕上げ塗装には、吹き付け塗装をおこないます。
刷毛で塗ると、刷毛ムラが起こりやすいためです。
アルミ素材は、塗装ができないので、アルミフレームの部分は、塗装はおこないません。
・庇
庇の塗装の様子。
まずはケレン作業で下地を整えてから、2度塗りをおこないます。
仕上げ塗装をおこない、庇の塗装は完了です。
庇の素材は、雨戸やシャッターボックスと同じ鋼板が多いので、塗装も同様におこないます。
庇は金属製なので、雨音が気になるという方もいらっしゃるかもしれません。
この音を軽減できる、特殊な塗料もございますので、ご希望の際はお伝えくださいませ。
塩ビ鋼板素材の庇は、鋼板の表面に塩化ビニル処理がされているので、普通に塗装をしても、塗膜がすぐに剥がれてしまうので注意が必要です。
専用のプライマー(下地材)を使用します。
・水切り
水切りの塗装の様子。
まずはケレン作業で下地を整えてから、2度塗りをおこないます。
仕上げ塗装をおこない、水切りの塗装は完了です。
水切りとは?
水切りとは、雨水が外壁を伝わって流れないようにするほか、壁の内側に入った雨水を外に排水する部材です。
水切りは、外壁材を取り付ける前に設置します。
この水切りが、設置されていない住宅もあり、本来、水切りを設置すべき箇所に、コーキングが施工されていることがあります。
これでは雨水が排水されず、内部に雨水が入り込み、建物の劣化を引き起こしてしまいますので、注意が必要です。
水切りは、ほとんどがガルバリウム鋼板素材です。
塗装メンテナンスをおこなうことで、美しい状態を持続させましょう。
刷毛で、ていねいに塗っていきます。
・木製格子
木製格子の塗装の様子。
まずはケレン作業で下地を整えてから、2度塗りをおこないます。
仕上げ塗装をおこない、木製格子の塗装は完了です。
・柱
柱の塗装の様子。
まずはケレン作業で下地を整えてから、2度塗りをおこないます。
仕上げ塗装をおこない、柱の塗装は完了です。
・擁壁
擁壁塗装の様子。
下塗りをおこない、中塗り、上塗りで仕上げます。
擁壁塗装完了です。
ガイソーウォールタフネスシリコンで屋根塗装
屋根塗装の様子。
下塗りをおこない、中塗り、上塗りで仕上げます。
屋根塗装完了です。
今回施工した住宅の屋根材は、カラーベストです。
カラーベストは、防水機能を維持するために、定期的に塗装メンテナンスをおこなう必要があります。
塗装メンテナンスをおこなう際に注意しなければならないことは、下地処理と塗膜処理です。
屋根の洗浄後、しっかりと下地処理することで、強靭な塗膜に仕上がります。
また、塗膜処理として、縁切り作業は必須です。
縁切り作業とは、塗膜をカットして、屋根材同士の隙間を確保することです。
塗装をおこなうと、屋根材同士の隙間が塞がれてしまいます。
この隙間には、通気の役割もあります。
隙間がなくなると、雨水の排水がスムーズにおこなわれず、雨漏りの原因にもなってしまので、縁切り作業をおこなうのです。
カッターでカットして隙間を作る方法もありますが、現在はタスペーサーによる縁切り作業が主流になっています。
タスペーサーという部材を使って、屋根材の間にタスペーサーを入れることで、隙間を作る方法です。
現在のカラーベストは、アスベストが含まれていないノンアスベスト製品ですが、2004年以前に製造されたスレート屋根材の中には、アスベストが含まれているものがあります。
もし、アスベストが含まれている屋根材で、葺き替え工事をおこなう場合、撤去・廃棄処分するのに、別にコストがかかりますので、注意が必要です。
塗装してもすぐに塗膜が剥がれてしまうなどの不具合が発生しているスレート屋根材もあり、カラーベストでも塗装メンテナンスできない屋根材もあります。
カラーベストを製造しているメーカーや製造年などをしっかり把握してから、メンテナンスをおこなうことが大切です。
使用した材料の検収作業
今回使用した材料の検収作業の様子。
使用した材料をその場で撮影し、お見積りと間違いがないかの確認をしています。
塗装面積に対しての、既定の量と使用した量の比較もおこない、正しく塗装をおこなったかの確認をすることもできます。
使用した材料
外壁:アステックペイント「シリコンREVO1000」
屋根:ガイソー「ガイソーウォールタフネスシリコン」
戸袋の板金加工工事
戸袋に板金加工をおこないました。
木戸の修繕工事
損傷していた木戸の修繕をおこないました。
工事が完了しました
全ての工事の完了です。
新築のように、美しく仕上がりました。
塗装メンテナンスは、サンセイペイントにおまかせください。
まずは、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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