

江東区では数多くの施工実績がある、三誠ホームサービスのヌリプロ110番。
今回は、屋根塗装における知っておきたいポイントを徹底解説します。
江東区は、東京都23区の東部に位置し、北を墨田区、東を江戸川区、西を中央区に囲まれ、南は海に面しています。
交通の便や都心へのアクセスが良く、通勤、通学がしやすいのも特徴。
豊洲のららぽーと、お台場のダイバーシティ東京、南砂町のSUNAMOなど、大型のショッピングモールがたくさんあり、あらゆる世代に人気の街とも言えます。
それでは、三誠ホームサービスのヌリプロ110番がご紹介する、屋根塗装の工程・塗料・費用を徹底解説!業者選びで失敗しないための5つのポイントをご紹介します。

家を建ててしばらく経つと、色々な営業が増えてきますよね。
塗装業者のチラシが入っていたり、電話がかかってきたり、実際に家を訪ねてきたり……
そろそろ屋根塗装をやらなければいけないのかなと思っていても、どの業者が良いのか、費用はどのくらいかかるのか……悩みは尽きないですよね。
この記事では、そんな屋根塗装にまつわるお悩みを解消していきたいと思います!
屋根は紫外線や熱を直接浴びるためダメージを受けやすく、劣化が進みやすいものの一つです。
屋根塗装はただ見た目を綺麗に塗りなおす、というだけではないんです。
むしろ見た目だけの塗装をしてしまうと、すぐに塗装が取れてしまったり、住宅の劣化を早めてしまうので注意する必要があります。
この記事では、屋根塗装で失敗しないために、以下のポイントを解説していきます!
屋根塗装の、
・必要な時期
・かかる費用
・する際の注意点
・正しい工程
・塗料の選び方
・色の選び方
・業者の選び方
屋根は、大雨や強風・夏の日差しなどから私たちを守ってくれる住宅の一部です。
そんな大切な屋根を守るため、住宅の寿命を延ばすためにも、正しい屋根塗装の知識を身につけていきましょう!
1. 塗装時期の目安
塗装が必要な、スレート、セメント瓦、モニエル瓦、トタンなどの屋根材の塗装時期の目安をチェックしましょう。

※あくまで目安ですので、住宅周辺の環境や気候によって、塗装が必要な時期は変動します。
もし目安年数が近づいていたら、屋根の点検をお願いした方が良いかもしれません。
点検をして、下記のような劣化の症状が出ていれば、塗装を検討してみましょう。
①色あせ(吸水)

紫外線によって塗料が劣化し、新築のときより屋根の色が薄くなっています。
防水性も失われ、水を吸ってしまっています。
② ヒビ割れ・欠け

吸水により屋根が膨張し、その後日差しにあたって収縮することが繰り返されると、ひび割れが発生します。
③コケ

空気中を漂うコケの胞子が水分を含んだ屋根に付いてしまうと、そのまま繁殖してしまいます。
写真にある茶色の汚れが、繁殖したコケです。
④反り

水を吸った屋根が日差しで表面から乾かされることで、外側に反ってしまいます。
⑤サビ

金属でできた屋根で起こります。
劣化した部分が雨にさらされ、腐食してしまいます。
2.かかる費用は?

次に、屋根塗装を依頼した際にかかる費用と、価格を抑えるためのポイントを見ていきましょう。
おおよその相場がわかっていると、見積もりをお願いしたときに、高いのか、または安すぎるのか判断することができます。
① 費用の相場
30坪の住宅の場合、おおよそかかる費用は40万~80万です。

また、使用する塗料の種類によって費用は大きく変わってきます。

アクリル塗料は最も安価ですが、耐久度は5~7年と低く、長く住んでいると何度も塗り直さなければならないので、屋根塗装ではほとんど使用されていません。
シリコン塗料・フッ素塗料は価格・耐久性のバランスが良いため使用されることが多いです。また最近では、高価ですが耐久度が高い無機塗料も使用されることが増えています。
業者に見積もりをお願いするときは、違う種類の塗料で複数見積もりを作成してもらうと選択肢が増えておすすめです!
② お得に屋根塗装をするには?
40万~80万というのは、大きな出費ですし、大切なお家に関わることですから妥協はしたくありませんよね。
予算内でできるだけ良い塗料を使いたい、手は抜かれたくないけどなるべく安くしたいとお思いの方は多いと思います。
このような希望を実現するには、以下のような方法があります。
・塗装の専門業者に依頼する
最近では、地元の工務店・大手メーカー・リフォーム会社・電気店なども塗装工事を行っています。
ですが、専門店以外の業者は、工事を下請け・孫請け業者に依頼するため、中間マージンが発生し、結果的に工事費用が高くなってしまいます。
塗装工事の費用を抑えるのであれば、専門店に依頼するのがおすすめです。
・お得なキャンペーンを狙う
塗装会社では、季節に応じた割引キャンペーンなどを行っていることもあります。
キャンペーン期間中に依頼をすることで、通常より費用を抑えられるかもしれません。
キャンペーンや割引特典がないか、依頼前にホームページなどでよく確認しておくと損せずに済みますね。
ただし、何の理由もなく割引がされるような場合は、注意が必要です!
工事で手を抜かれたり、見積もりが高額で総合的には安くなかったりする可能性もありますので、気を付けましょう!
・外壁塗装も同時に行う
屋根塗装を行う際は、必ず足場組立が必要になります。
屋根塗装も外壁塗装も工事料金に足場費用が含まれますので、外壁塗装も同時に行うと外壁塗装分の足場費用を抑えることができます。
そのほかにも、雨どいの工事や、高所の窓の取り付けなど、高所での作業が必要なリフォームは足場料金が発生しますので、屋根塗装とセットで行うとお得です!
3. 手抜き工事を防ぐ!~正しい屋根塗装を知ろう~

屋根塗装の目的は、見た目を良くすることだけでなく、屋根の劣化を防ぎご自宅の寿命を延ばすことにもあります。
ですが、塗装業者の中には、いわゆる「手抜き工事」をしている業者も存在します。
そのような業者に依頼しないように、工事をする前に屋根塗装について知り、ご自宅をしっかり守りましょう。
①適切な乾燥時間を守る

屋根塗装は通常上塗り・中塗り・下塗りと3回に分けて塗装します。
※塗料の種類によっては2回塗り、4回塗りの場合もあります。
しかし、単純に3度塗装をすればよいわけではなく、各工程の間で決められた時間、塗装を乾燥させる必要があります。

例えば、こちらのルーフピアニという塗料であれば、
下塗り後・・・2時間
中塗り後・・・4時間以上10日以内
上塗り後・・・16時間
を乾燥時間として空ける必要があります。
この時間を守らなければ、グレードの高い塗料を塗ったとしても普通よりも早く塗料が剥がれてしまい、塗装の意味がなくなってしまいます。
悪質な業者は、人件費の削減・施工数を増やすといった目的で工期を短くするために、乾燥時間を短縮することがあります。
依頼した塗料の乾燥時間を確認し、施工業者が守っているか注視しましょう。
②雨漏りを防ぐ「縁切り・タスペーサー」

日本の住宅で普及率が高いスレート屋根に塗装をする場合は、縁切りという作業が必要です。
スレート屋根は、構造上屋根と屋根の間に隙間がありますが、塗装をすると屋根の縁が塗料でくっつき隙間が埋まってしまいます。

隙間がなくなると、雨が降った時に水が流れなくなり雨水が溜まってしまうことがあります。それが原因で屋根の腐敗が進んだり、雨漏りしたりする可能性があります。
そうなることを防ぐために、重要なのが縁切り作業です。
以前は、カッターナイフや革すきを使用して屋根の縁を手作業で切っていましたが、近年では、タスペーサーという緩衝材を取り付ける作業がメインになっています。
下塗り後、下の画像のように屋根の縁に挟むことで、屋根の隙間を確保することができます。

この作業を行わないと、トラブルに繋がりかねません。
依頼した業者には、縁切り作業が工程に入っているかどうか、見積もりに含まれているかどうか確認すると良いでしょう。
③棟板金の釘打ちで屋根の劣化を防ぐ!

棟板金(むねばんきん)とは、スレート屋根の頂点部分に被せる金属の板のことです。
この棟板金は雨が降った時、屋根に水が入るのを防ぐという重要な役割があります。
しかし、一番高い部分にある部品なので雨風や太陽の熱の影響を受けやすく、どの家でも7~10年ほどで棟板金を留めている釘が熱膨張によって抜けてきてしまいます。
この釘が抜けてしまうと、抜けた釘から雨水が入ることで屋根の腐食が進んでしまったり、強風で棟板金自体が飛ばされたりしてしまう危険性があります。
下の写真は屋根の貫板が腐敗してしまった様子を映したものです。

こうならないためには、屋根塗装と同じタイミングで釘を打ち直す必要があります。
さらに、釘と棟板金の隙間を埋めるために上からコーキング材を塗り、抜けにくくするとさらに良いでしょう。

特に台風シーズンになると棟板金が飛んでしまったという事例が多く見られます。
塗装業者の中には、釘打ちはやっていないところもありますので、同時に作業が可能かどうか、または見積もりに含まれているか、確認することをおすすめします。
また、瓦屋根の場合には、頂上部分に棟板金ではなく「棟瓦」という瓦が乗っているので、そちらも釘が抜けていないかどうか、チェックしてもらいましょう。
4. 屋根塗装の流れ
注意点がわかったところで、屋根塗装の詳しい工程を解説していきます。
大まかな流れは、下の画像の通りです。

➀近隣挨拶
工事中は、どうしても足場組立の大きな音や塗料のにおいなどが発生しますので、近隣の方へご説明も兼ねてご挨拶へ伺います。
②足場架設
一戸建て住宅の場合は、半日で足場の組み立てが完了します。
➂高圧洗浄
高圧洗浄機で屋根についた汚れ・コケを先に落とすことで、塗料が密着しやすくなります。

④釘打ち・コーキング
棟板金の釘が飛び出ている場合は打ち直し、コーキング材でさらに固定します。

➄下地補修
屋根の小さなひび割れをコーキング材で埋めていきます。

⑥養生
塗料がついてはいけない部分に付着しないように、塗装しない部分をビニールシートやマスキングテープで養生します。
⑦下塗り
上塗りの塗料をしっかり密着させるための、下塗り専用塗料を塗ります。
下塗り後は、塗料ごとに指定された乾燥時間を空けます。

⑧タスペーサー
屋根同士が塗料でくっついてしまうのを防ぐため、タスペーサーをW工法(1スリットに2つ)で設置します。
モニエル瓦やセメント瓦・金属瓦では行う必要はありません。
