
板橋区でも多くの実績を持つヌリプロ110番。
今回は、屋根塗装をご検討中の方々に向けて、屋根塗装の基礎知識から業者選びのポイントまで詳しく解説していきます。
板橋区は23区の北西部に位置し、荒川・新河岸川・石神井川の水辺空間が広がり自然林が多く残る自然豊かな街です。 駅周辺を中心とした近隣型の商店街が形成されている為、利便性が高く住み良い街として多くの方が暮らしています。
また、「板橋シティーマラソン」は荒川沿いを走るコースで大変人気があり、参加者が2万人を超えるマンモス級の大会です。
更に、日本で3番目に大きい大仏。通称「東京大仏」があります。
それではヌリプロ110番の屋根塗装について詳しく見ていきましょう!
「同じ時期に建てたご近所さんが屋根塗装をやったみたいだし、そろそろ我が家も・・・」
とお考えの方も多いではないでしょうか?
いざ屋根塗装を検討しようと思っても、どの業者に頼めばいいのか?費用はどのくらいかかるのか?などなど、わからないことが多く心配ですよね。
屋根は外壁に比べて紫外線や熱が直接当たる為ダメージを受けやすく、メンテナンスを怠ると想像以上に劣化が進行します。
屋根塗装の効果は「見た目を綺麗に塗りなおす」というだけではありません。
簡易的な塗装をしてしまうとすぐに塗装が剥がれたり、最悪お住まいの劣化を早めてしまう可能性があります。
そこで今回は、屋根塗装で失敗しないために抑えるべき7つのポイントをご紹介します。
・屋根塗装が必要な時期とは?
・屋根塗装にかかる費用はいくら?
・屋根塗装を行う際の注意点
・屋根塗装の正しい工程について
・塗料の選び方
・塗料の色の選び方
・業者選びのポイント
屋根は、大雨や強風・夏の強い紫外線などから私たちを守ってくれる大切な住宅の一部です。
そんな屋根を守るため、またお住まいの寿命を延ばすためにも、一緒に正しい屋根塗装の知識を確認していきましょう!
1. 屋根塗装が必要な時期はいつ?
まずは、屋根塗装が必要となる時期をチェックしましょう。
塗装が必要な屋根材は、スレート、セメント瓦、モニエル瓦、トタンなどです。
塗装時期の目安は、屋根の材質によって異なります。以下の表を参考にして下さい。

ここでご紹介するのはあくまで目安なので、住宅周辺の環境や気候によって、塗装が必要な時期は異なります。まずは、ご自宅の屋根材を確認し、塗装の目安年数が近づいてきたら一度屋根の点検を依頼するのがおすすめです。
点検をして、以下のような症状が出ている場合は、早急に塗装を検討しましょう。
色あせ(吸水)

紫外線による影響で塗料が劣化し、新築のときと比べると屋根の色が薄くなっています。
また、性能面では防水性も失われ、雨が降ると吸水してしまう状況です。
ひび割れ・欠け

吸水により屋根が膨張し、その後日差しにあたって収縮を繰り替えすことで、ひび割れが生じます。
コケ

屋根が水分を含んだ状態になると、空気中を漂うコケの胞子が屋根に付着し、繁殖します。写真にある茶色の汚れが繁殖したコケです。
反り

屋根が水分を含んで膨張し、その後紫外線により表面から乾かされることで、スルメを焼いたように外側に反ってしまいます。
サビ

金属屋根に見られる症状です。
劣化した部分が雨にさらされ、腐食した状態です。
2. 屋根塗装にかかる費用はいくら?

ここでは、屋根塗装をした際にかかる費用と、価格を抑えるためのポイントをご紹介します。
相場を理解した上で、見積りを確認しましょう。相場と比べて高い、はたまた、安すぎるのではないか・・・と相場を知ることである程度ご自身で判断することができます。
★屋根塗装にかかる費用相場
30坪の住宅の場合、おおよそかかる費用は40~80万円です。

また、使用する塗料の種類によっても費用は大きく変わります。

最もお手頃なのはアクリル塗料ですが、耐久年数がが5~7年と短く、長期的に考えると何度も塗り直しが必要になるため、屋根塗装で使用されることはほぼありません。
価格・耐久性のバランスが良いのは「シリコン塗料」と「フッ素塗料」です。最近では、高価ですが耐久度が高い「無機塗料」が使用されることも増えています。
業者に見積もりを依頼する際は、異なる種類の塗料で複数見積りを作成してもらいましょう。比較検討しながら、価格・耐久性などを考慮して決めるのがおすすめです。
★屋根塗装をお得にするポイント
1回の塗装に掛かる費用は一般的に40~80万円と言われています・・・大きな出費ですよね。
「手抜き工事はされたくないけど、できるだけ安くしたい」「塗料のグレードを下げずに、費用を抑えたい」と皆さん何か方法がないか・・・とお考えになるかと思います。
ここでは、費用を抑える3つの方法をご紹介します。
【1】依頼は塗装の専門業者へ!
最近では、外壁・屋根塗装の専門業者だけでなく、地元の工務店・大手メーカー・リフォーム会社・電気店なども塗装工事を行っています。
ですが、専門店以外の業者は、基本的に工事を下請け業者に依頼するため、中間マージンが発生し、結果的に工事費用が高くなってしまいます。
塗装工事の費用を抑えたいのであれば、専門業者に依頼するのがおすすめです。
【2】お得なキャンペーンを見逃すな!
塗装会社では「季節限定」「WEB限定」「毎月〇〇棟限定」など、様々な割引キャンペーンを実施していることが多いです。
キャンペーン期間中に依頼ができれば、通常より費用を抑えることも可能です。
依頼する前にキャンペーンや割引などの特典がないか、ホームページなどで確認して、活用しましょう。
ただし、何の理由もなく割引がされる場合は、「見積りをわざと高額にして、値引きしたように見せている」「手抜き工事になる」といった可能性もありますので、業者選びは慎重に行いましょう。(この記事の後半では、業者選びのポイントをご紹介していますので是非参考にしてください)
【3】足場必須の屋根塗装と同時に外壁塗装を!
屋根塗装を行う場合は、必ず足場組立が必要です。
屋根塗装も外壁塗装も、工事料金に足場費用が含まれるので、屋根塗装のタイミングで外壁塗装も検討中であれば、同時に行うと足場分の費用を抑えることができます。
その他、雨どいの工事、高所の窓の取り付けなど、高所での作業が必要なリフォームは足場料金が掛かるので、屋根塗装と同じタイミングで行うのがおすすめです。
3. 屋根塗装を行う際の注意点

屋根塗装は「見た目が綺麗になればいい」というわけではありません。
正しい塗装は、屋根の劣化を防ぎ、結果的にお住まいを長持ちさせることに繋がります。
ただ残念なことに、数ある塗装業者の中には、専門的な知識がないまま工事をしたり・・・いわゆる「手抜き工事」をしている業者も存在します。
そう言った悪徳業者に騙されないように、工事を依頼する前に屋根塗装についての知識を頭に入れて、お住まいを守っていきましょう。
【1】塗料に合った乾燥時間を守る

屋根塗装は通常 上塗り・中塗り・下塗り と3回に分けて塗装します。
※塗料の種類によっては2回塗り、4回塗りの場合有り。
ここで注意してほしいのは、単純に3回塗装をすれば良いわけではなく、各工程の間に塗装をしっかりと乾燥させる為に一定の時間を空けることです。
乾燥に要する時間は塗料によって異なります。
ルーフピアニという塗料を例にとってみていきましょう。
下塗り後・・・2時間
中塗り後・・・4時間以上10日以内
上塗り後・・・16時間
以上を乾燥時間として空ける必要があります。
この時間を守らなければ、塗料が持つ本来の性能を維持できません。例え、高価で耐久性能のいい塗料を使用したとしても数年で塗料が剥がれてしまったり、そもそも塗装の意味がなくなってしまいます。
悪質な業者は、人件費削減・施工数を稼ぐといった目的で少しでも工期を短くするために、乾燥時間を短縮することがあります。
使用する塗料の乾燥時間を確認し、施工業者にはしっかり守ってもらうようにしましょう。
【2】「縁切り・タスペーサー」で雨漏りを防ぐ!

日本の住宅で普及しているスレート屋根ですが、塗装をする場合は縁切りという作業が必要になります。
スレート屋根は構造上、屋根と屋根の間に隙間があります。ですが、塗装をすると屋根の縁が塗料でつき隙間が埋まってしまうことが有ります。

隙間がなくなると、雨が降った際に水が流れず、溜まった水分により屋根の腐敗が進んだり、雨漏りする可能性もあります。
そうなることを防ぐために、重要なのが「縁切り作業」です。
以前は、カッターナイフや革すきを使って屋根の縁を手作業で切っていましたが、近年はタスペーサーという緩衝材を取り付ける作業がメインになっています。
下塗り後、屋根の縁にタスペーサーを挟むことにより、屋根の隙間を維持することができます。

この作業を行わないと、塗装後数年で雨漏りしてしまった…という事になりかねない程、実は大切な作業です。
依頼した業者には、縁切り作業が工程に入っているか、見積もりに含まれているかをしっかり確認しましょう。
【3】「棟板金の釘打ち」で屋根の劣化を防ぐ!

棟板金(むねばんきん)とは、スレート屋根の頂点部分に被せる金属板のことを指します。
この棟板金は雨が降った際に、屋根に水が入るのを防ぐという重要な役割があります。
ですが、建物の中で一番高い部分にある為雨風の影響を受けやすく、どの家でも7~10年ほどで棟板金を留めている釘が熱膨張によって抜けてきてしまいます。
この釘が抜けてしまうと、抜けた釘の部分から雨水が入り込み屋根の腐食が進んだり、強風で棟板金自体が飛ばされてしまう危険性があります。
屋根の貫板の腐敗が進んだ状態です⬇

このような事態を防ぐ意味でも、屋根塗装と同じタイミングで釘を打ち直す必要があります。
さらに、釘と棟板金の隙間を埋めるために上からコーキング材を塗り、抜けにくくすると直良しです。

特に台風の時期は棟板金が飛んでしまった、という問い合わせを多く受けます。
塗装業者の中には、釘打ちをやっていない所もあるので、同時に作業ができるかどうか、見積りに含まれているか、確認することをおすすめします。
また、瓦屋根の場合には、頂上部分に棟板金ではなく「棟瓦」という瓦が乗っているので、その釘が抜けていないか確認してもらう必要があります。
4. 屋根塗装の正しい工程について
注意すべきポイントがわかったところで、ここでは屋根塗装の詳しい工程をご紹介します。

➀近隣挨拶
工事中、どうしても足場組立の大きな音や塗料のにおいなどが発生します。近隣の方へご説明も兼ねてご挨拶へ伺います。
②足場架設
一戸建て住宅の場合は、約半日で足場の組み立てが完了します。
➂高圧洗浄
高圧洗浄機で屋根についた汚れ・コケを落とします。汚れをしっかり落とす事により塗料が密着しやすくなります。

④釘打ち・コーキング
棟板金の釘が飛び出している場合は打ち直し、コーキング材でさらに固定します。

➄下地補修
屋根の小さなひび割れをコーキング材で埋めます。

⑥養生
塗料が塗装箇所以外に付着しないように、ビニールシートやマスキングテープで養生します。
⑦下塗り
上塗りの塗料をしっかり密着させるため、下塗り専用塗料を塗っていきます。下塗り後は、塗料ごとに指定された乾燥時間を空けます。

⑧タスペーサー設置
屋根同士が塗料でくっついてしまうのを防ぐため、タスペーサーをW工法(1スリットに2つ)で設置します。
※モニエル瓦・セメント瓦・金属瓦の場合は行う必要がありません。

➈中塗り
今回の工事でメインとなる塗料を塗ります。中塗りと上塗りは基本的に同じ塗料を使うことが多いので、上塗り1回目ともいわれます。
下塗り時と同様に、乾燥時間を置きます。

⑩上塗り
中塗りの乾燥後、メインの塗料を塗装します。

⑪確認・手直し
塗り残しがないかどうかを確認し、もしあれば塗り直します。
⑫足場解体・清掃
半日で足場を解体し、養生を撤去し周辺の清掃をして完了です。
5. 正しい塗料の選び方
続いては、塗料の選び方について詳しくみていきましょう。
塗料と言っても種類が多く、一体どの塗料が適切なのかわからない方も多いと思います。
価格・性能など、それぞれ違った特徴がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
主な塗料の種類
屋根塗装に使用される塗料は、ウレタン・シリコン・フッ素・無機という4つのグレードがあります。
それぞれの塗料の特徴です⬇︎

価格が高いものほど耐久性も高くなります。
・今のご自宅にどのくらい住むのか
・屋根塗装の予算
これらの2点を踏まえて塗料を見ていくと、お住まいに合った塗料の数が絞られてきます。
また、ご紹介した4つのグレード以外にも、
・水性か、油性か
・機能性塗料と言われる「遮熱効果」「断熱効果」など、特徴的な機能がついている塗料かどうか
こういった違いもありますので、気になった塗料については業者に確認してみましょう。
屋根塗装におすすめの塗料
ここでは、屋根塗装におすすめの塗料を3つご紹介します。
塗料選びに迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください!