戸建て住宅の外壁塗装適切な時期と年数判断基準

2025.09.30

お役立ちコラム外壁塗装

築年数が経つにつれ、家の外壁は様々な劣化現象に見舞われます。
いつまでも美しい外観を保ち、家の寿命を延ばすためには、適切な時期に外壁塗装を行うことが重要です。
しかし、いつ塗装すべきか判断に迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、外壁塗装の推奨時期や判断基準について、具体的な方法を交えながらご紹介します。

1. 外壁塗装の適切な時期
2. 外壁塗装の判断基準
3. まとめ

外壁塗装の適切な時期

推奨時期と年数

一般的に、外壁塗装は10年ごとのメンテナンスが推奨されています。
これは、多くの塗料の耐用年数が10年前後であるためです。
しかし、使用する塗料の種類によって耐用年数は大きく異なります。

例えば、無機塗料は15～19年、シリコン塗料は12～15年、ウレタン塗料は7～10年程度の耐用年数と言われています。
新築時に使用された塗料の種類を確認し、それに応じた時期を検討することが重要です。
また、建物の築年数だけでなく、立地環境も考慮しなければなりません。
海沿いなど、塩害を受けやすい地域では、劣化が早まるため、より頻繁な塗装が必要となる場合があります。

劣化サインの確認方法

外壁の劣化サインを見つけることは、適切な塗装時期を判断する上で非常に重要です。
主な劣化サインには、チョーキング（塗料が粉状になって剥がれる）、クラック（ひび割れ）、シーリングの切れ、カビやコケの発生などがあります。

チョーキングは手で触ると白い粉が付く現象で、塗料の劣化を示します。
クラックは雨水の浸入経路となり、建物の腐食につながる危険性があります。
シーリングの切れも同様で、雨漏りの原因となります。
カビやコケは、美観を損なうだけでなく、塗料の保護機能を低下させるため注意が必要です。

これらのサインを発見したら、専門家への相談を検討しましょう。

外壁の寿命を延ばす方法

外壁の寿命を延ばすためには、定期的な洗浄や劣化したシーリングの補修が有効です。
洗浄は、柔らかい布やスポンジで優しく行い、頑固な汚れや高所の洗浄は専門業者に依頼しましょう。
シーリングは、外壁の継ぎ目や隙間を埋めて防水性を保つ重要な役割を果たしています。
ひび割れや剥がれが見られたら、早めの補修が必要です。
これらのメンテナンスを適切に行うことで、外壁塗装の寿命を延ばし、建物の耐久性を向上させることができます。

外壁塗装の判断基準

塗料の種類と耐用年数

塗料の種類によって、外壁塗装の耐用年数は大きく異なります。
アクリル塗料は6～8年、ウレタン塗料は7～10年、シリコン塗料は12～15年、無機塗料は15～19年程度とされています。
フッ素塗料はさらに長持ちしますが、価格も高額です。
前回使用した塗料の種類と耐用年数を把握することで、塗装時期の目安を立てることができます。