

屋根塗装の時期は、どのくらいの築年数で行うのでしょうか?
見極めサインの劣化症状が知りたいです。
屋根は、自分で見ることが出来ない場所です。
屋根は、紫外線を浴びることで、少しずつ劣化しています。
劣化により、適切な塗装のタイミングを逃してしまう方が多いです。
本記事では塗装の基礎知識として、
屋根の塗装時期
屋根の塗装時期が分かる5つの劣化症状
塗装時期を逃すと起きる3つの弊害
人気の塗装時期
点検をして塗装時期の判断をする
なども紹介します。
屋根塗装の適切な時期を理解しましょう!
屋根塗装の時期とは?

屋根塗装の目安時期として、下記2点をお話します。
①新築後からの屋根塗装の目安時期
②2回目の塗装をする時期
①新築後からの屋根塗装の目安時期
屋根塗装の目安時期は、築7~10年です。
屋根材によって、目安時期は異なります。
屋根材は、経年劣化で防水効果がなくなります。
※屋根材ごとに、目安時期と画像を表示しました!
■スレート:築7~10年

■トタン:築7~8年

■セメント瓦:築10~15年

■ガルバリウム鋼板:築20~30年

■和瓦・洋瓦(粘土瓦):塗装の必要なし


※築7年は、あくまでも目安です。
築年数よりも、屋根の劣化状況を見て、タイミングを判断しましょう。
②2回目の塗装をする時期

2回目以降の塗装をする時期は、2点ポイントがあります。
前回の塗装で使用した塗料と経過年数
劣化症状が出ているか?
塗料は耐用年数があり、次のようになっています。
塗料の種類 耐用年数
ウレタン 8~10年
シリコン 10~15年
フッ素 15~20年
無機 20~25年
これらを総合的に見て、塗装のタイミングを判断しましょう。
屋根の塗装時期が分かる5つの劣化症状とは?
5つの劣化症状とは
色あせ
カビ、コケの繁殖
ひび割れ
サビ
欠け、破損
これらの劣化症状は、塗装の時期と言えるでしょう。
劣化症状について、それぞれお話していきます。
①色あせ

屋根の色あせは、塗装を検討する時期です。
色あせは、既存の塗料の効果が薄くなっています。
②カビ・コケの繁殖

カビ・コケの繁殖は、塗装時期です。
コケの増殖は次のことがあるので、早めに塗装をしましょう。
劣化しやすい
屋根材が割れやすい
屋根の目詰まりから雨漏りが起きる
③ひび割れ

屋根のひび割れは、すぐに塗装をする時期です。
ひび割れは、大きく広がりやすいので、その分工事費も費やします。
そのため、すぐ塗装をしましょう。
④欠損・破損

屋根の欠損や破損は、塗装時期を過ぎています。
屋根材が劣化し、完全に脆くなった状態です。
塗装ができる内に、行いましょう。
⑤サビ

金属の屋根は、サビが発生します。
1度サビが起きると周りに広がり、見た目も悪くなります。
サビは、広がる前に塗装をしましょう。
▼棟板金のサビ

これらの劣化症状が出ていたら、塗装の時期です。
塗装が出来るうちに、行いましょう。
※注意※
雨漏りは塗装で解決できない!

屋根からの雨漏りは、塗装で解決できません。
水が浸透している部分の交換が必要になります。
屋根を一度剥がして、葺き替えます。
雨漏りになる前に、塗装を実施しましょう。
塗装時期を逃すと起こる3つの弊害とは?

塗装時期を逃すと起こることは、下記の3つです。
屋根材が破損しやすい
雨漏りする
風雨災害で広がる
なぜ、このような弊害が起きるのか、お話していきます。
屋根材が破損しやすい

塗装をしない状態が続くと、屋根材が破損しやすくなります。
屋根は、経年劣化で防水効果がなくると、素材自体が弱ります。
破損が多いと、塗装よりも高額で大きな工事が必要です。
破損する前に、塗装をしましょう。
雨漏りする

塗装時期を逃すと、雨漏りが起きます。
雨漏りは、葺き替え工事で雨が浸水した場所も含めて交感になります。
未然に塗装をし、雨漏りが起きないようにしましょう。
風雨災害で被害が広がる

屋根が脆くなると、風雨災害時に被害が大きくなります。
脆くなった屋根に飛来物がぶつかると割れ、強風で屋根の一部が飛ぶこともあります。
大きな被害に遭わないために、適切な時期に塗装メンテナンスをすることが大切です。
人気の屋根塗装の時期は?

屋根塗装で人気の時期は『春と秋』です。
春と秋は、塗装に適した条件が揃っているためです。
塗装が出来る条件は、次のことがあります。
湿度が85%以下
結露が発生していない
気温が5℃以上35℃以下
強風、降雨、降雪の天候ではない
夏や冬も条件を守ると、品質の良い塗装工事が可能です。
この条件以外で塗装をすると、塗膜の膨れや剥がれなどの不具合に繫がる可能性があります。
塗装の条件を守って施工するのは、職人です。
季節だけではなく、職人(業者)選びが大切と言えるでしょう。
★春や秋に塗装をする時のポイント★
希望の工事時期に塗装ができるように、2~3ヵ月前から業者選びを始めましょう。
業者に問い合わせをする時は、希望の時期を最初に伝えましょう。
人気の時期でもメリット・デメリットはあるので、理解したうえで依頼しましょう。
点検をして塗装時期の判断をしましょう

プロによる点検で、塗装の正しい時期を判断してもらいましょう。
素人判断で先延ばしすると、大きな修理が必要になることもあります。
点検では、今の現状を親切、丁寧に対応している業者を選ぶと良いです。
プロの点検から、適切な屋根塗装の時期を見極めていきましょう。
まとめ
屋根の目安の塗装時期は、7~10年です。
2回目以降の塗装は、年数よりも『屋根の今の状況把握』です。
下記のような劣化症状が出ていたら、塗装のサインです。
・色あせ
・カビ、コケの繁殖
・ひび割れ
・欠け、破損
・サビ
葺き替えなど大きな工事になる前に、屋根塗装を実施しましょう。
屋根塗装で人気の時期は、春・秋です。
希望の時期に工事をするためには、早めの業者探しを実施しましょう。
屋根塗装の時期を決めるのは、点検による症状確認です。
自分だけで判断はせず、しっかりとしたプロの点検を受け、いつ塗装したら良いのかを把握して工事の準備をしていきましょう。
最後までお読みくださりありがとうございました!
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「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
株式会社三誠ホームサービス 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。