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【雨漏り相談】セメント瓦→金属屋根への屋根葺き替え工事をレポートします|足立区西新井栄町




この記事では、雨漏りに悩んでいるお客様の事例と工事の様子を順を追ってご紹介させていただきます。

工事を考えている方の参考になれば幸いです!


目 次



ご相談内容


足立区西新井栄町にお住まいのお客様より、雨漏りが発生しているためメンテナンスを検討しているとのご相談を承りました。


さらにヒアリングを進めてみると、

  • 現在築50年以上

  • 屋根はセメント瓦

  • 雨漏りが発生している

とのこと。

以前から築年数や耐震性を考えて屋根の修理・工事を考えていたとのことで、まずは点検と見積りをご依頼いただきました。



ビフォーアフター



工事基本情報


  1. 築年数 築50年以上

  2. 施工期間 1週間

  3. 工事費用 詳細はお問合せください


雨漏りの状況と屋根の状態を点検

弊社ではまずはじめに実際のお住まいの状態や雨漏りを丁寧に点検したうえで、適切な工事のご提案を行っていきます。


早速屋根の様子と雨漏りの状況を確認するため、足立区西新井栄町にあるご自宅へ足を運びました。

※現在、点検・お見積もりの際には新型コロナウィルス対策としてマスクの着用とアルコール消毒を徹底しております。

まずは雨漏りが発生しているという箇所を点検します。

天井部分にははっきりと雨漏りの跡が確認でき、天井が歪んでしまっていることが分かりました。

雨漏りの症状が進んでいたため、早急に修理を進める必要があると判断しました。

続いて屋根の状態を確認します。

お話の通り屋根にはセメント瓦が使われていました。

室内で確認した雨漏り部分の屋根面を点検していると、瓦が破損してしまっていることが確認できます。

ただ、基本的には瓦のひび割れから水が浸入することがあっても瓦の下の防水紙によって内部まで雨が浸入することはありません。

雨漏りが発生しているということは防水紙自体が劣化している可能性もあると考えられます。

瓦屋根は、一般的に上から瓦→防水紙→野地板という順で構成されています。

防水紙や野地板も屋根材と同じく経年劣化が見られます。

特に防水紙が劣化してしまった場合には、雨漏りを引き起こす可能性が高くなります。

今回ご相談をいただいたお客様のご自宅は築50年以上とのことで、野地板や防水紙の補修も必要です。

そこで野地板、防水紙のメンテナンスを行う必要があることをお伝えし、屋根の葺き替え工事のご依頼をいただくことになりました。



屋根葺き替え工事


それでは、セメント瓦の葺き替え工事を行う様子を見ていきましょう。


まずは棟瓦を取り去り、上からセメント瓦を外します。 瓦を外していくと、その下の防水紙にはやはり各所に雨水の跡。他にも防水紙が切れてしまった部分も見られました。

改めて、雨漏りの原因が防水紙の劣化にあることが分かります。

セメント瓦を撤去し、既存の防水紙をすべて取り去り清掃をしておきます。

防水紙を撤去すると見えてくるのは、その下の野地板の層です。

野地板も、防水紙から染み出した雨水等のせいでかなり劣化している部分が見受けられます。

清掃が完了したところで野地板をチェックしてみると、やはり劣化して穴が開いていることが分かりました。

このような状態では雨水がお家の内部に浸入し、雨漏りしてしまうのも当然です。

この野地板の上に新たな防水紙を貼っていくのは危険なため、野地板も新しく設置し直すことにします。

新たな野地板を設置すると、さらに屋根の強度も上がります。

野地板を設置したのち、上から防水紙を被せる作業に入ります。

雨の侵入を防ぐため軒側から棟に向かって重ねながら防水紙を敷いていきます。

ちなみに屋根葺き替え工事では1日で屋根材の撤去から防水紙の設置までを終わらせる必要があり、スピードが求められます。

防水紙が終わったら、先にケラバ軒先唐草を取り付けます。

この縁まわりの枠に、下から順番に屋根材を取り付けて屋根葺き作業が進んでいきます。


続けて新しい屋根材を設置していきます。防水紙同様に四方から上に向かって敷いていきます。 最後に棟板金を取り付けて、屋根葺き替え工事は完成です。


以上のように野地板、防水紙、屋根材を取り換え新しくすることで、これ以上の雨漏りの心配がなくなりました。


防水紙や野地板は瓦の下にあり目視では点検することが難しいため、屋根材の葺き替えのタイミングで一緒にメンテナンスをすることが必要です。

屋根材の寿命に合わせて野地板、防水紙の取り換えも検討していただくことをおすすめします。




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「著者情報」

 関裕一 

東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット

​サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者

18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。

​塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。

お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。

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