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【Kホルダー1型で基礎や土台からしっかり耐震補強】特徴や施工の様子まで徹底解説!




日本では頻繁に地震が発生します。


そんな国で生活をしていると、大きな地震が来たときに家が耐えられるのかと心配な方は多いことでしょう。


特に家が古くなるほど耐震性が心配になります。


そんな人におすすめの補強アイテムが「Kホルダー1型」です。


ここでは、基礎と土台、隅柱をしっかりと補強できるKホルダー1型について解説します。


強い地震に備えて補強材を探している方はぜひ参考にしてください。



目 次



どんな製品なの?


Kホルダー1型は、株式会社日本衛生センターが取り扱っている補強金物です。


株式会社日本衛生センターは補強金物以外にも、基礎補強やシロアリ防除薬剤、消臭・消毒・殺菌、防水・止水、換気材や調湿材、断熱材なども取り扱っています。


Kホルダー1型は、グレートホルダーシリーズの一つです。


グレートホルダーシリーズは、今まであった金物よりも高い鋼材と靭性を有する商品コンセプトから誕生しています。





Kホルダー1型の概要


【本体の材質】SS400

【サイズ】L750×W170×H70(mm)、金属の厚みは6mm

【重さ】9.92kg/1本

【入り数】1箱に2本入り

【最大荷重】36.74kN(取付引張強度)

【表面処理】溶融亜鉛めっき(本体・下部プレートR・L)

【取付箇所】基礎、土台、隅柱(通し柱)



















取付イメージをご紹介


下記の図を見てください。

この製品を取り付けたときのイメージ図です。


基礎・土台・柱を接合すると、しっかりと地震対策ができます。


この製品は外壁の上から設置するタイプです。


壁などをはがして設置する必要がないので、補強のコストダウンにもつながります。





動画で施工の様子を確認しよう


動画では施工の様子や作業の説明などもしているので、施工の様子を詳しく知りたい方は動画を確認してください。







動画で紹介している施工の大まかな流れは下記の通りです。


【設置場所の確認】

取り付ける場所に雨どいなどの障害物があれば、まずその障害物を取り除きます。


取り外した雨どいなどは、Kホルダーを設置した後に移設作業をしますのでご安心ください。


設置箇所が後張りのサイディング張り、胴縁や水切り板金のケースでは、設置部分をカットして取り付けます。



【形状に合ったプレートへの交換】

出隅部分では、取り付け場所の形状に適した下部プレートの交換をします。



【取り付け位置の墨だし】

  1. 柱の端を確認するために穴を開ける

  2. 柱の中心を確認してから最終的なカバーの収まりも確認

  3. 柱の確認のために開けた穴にコーキング処理をする

  4. 本体取り付け用の下穴墨だしをする

  5. ラグスクリュー用の下穴を開ける

  6. 下穴にブロアー処理をする

  7. 下穴にコーキング材を注入


【木部プレートの取り付け】

取り付け位置の墨だしが終われば取り付け作業です。


まずは仮止めをしてから垂直チェックをして、残っているラグスクリュー用の下穴を開けてからラグスクリューの打ち込みをしていきます。


打ち込み後には、柱や壁に亀裂が入らないように手締めで本締めをします。



【HILTIアンカーボルトの打ち込み】

下部プレート用の下穴を開けてHILTIアンカーボルトを打ち込みます。



【錆止め処理】

各部の締め付け作業が終われば、接続部分すべてに錆止め処理をおこなって本体の取り付け作業は終了です。



【アルミカバーの取り付け】

カバーの取り付けでも垂直チェックをしてから墨だしをして取り付けます。


カバーを取り付けたら雨水などが侵入しないようにコーキングをして作業は終了です。





地震で家が倒壊する原因とは


1995年に発生した兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)では、2階建て木造家屋の1階部分が崩壊して、平屋のような状態となっているケースが数多くみられました。


これは、「ほぞ扱け」(柱が土台から抜ける)や「柱の腰折れ」が原因と推測します。





「ほぞ扱け」に有効な補強金物


この製品本体の垂直引張強度は59.5kNです。


優れた靭性と剛性がある製品なので、大きな地震の際に発生しやすい「ほぞ扱け」を防ぎます。






信頼できる接合ネジ


製品を取り付けるとき使用するのがラグスクリューです。


この接合ネジは、引き抜き最大荷重の平均値は1.2tであることが確認されています。


製品そのものの強度がいくらあっても、設置場所から外れてしまっては効果を発揮しません。


強い地震でも抜けにくい接合ネジを使用することで、製品の効果もしっかりと得ることができます。






仕様をご紹介







外観を損なうことがない


左の写真は本体を設置した状態です。

このままでは美観を損なうと感じることでしょう。












こちらはカバーを取り付けた後の写真です。

カバーを取り付けたことで、見た目では補強金具とは思えない状態となりました。

また、コーキングによって雨水などの侵入を防ぐので本体の劣化もカバーで防げます。












グレートホルダーシリーズについて


株式会社日本衛生センターの補強金物には、柱・土台・基礎の緊結をする「Kホルダー1型」以外の製品も用意されています。


Kホルダー1型以外のシリーズには、

  • 仕口用補強金物の【グレートホルダー1・2型】

  • 基礎・土台の緊結の【グレートホルダー5型】

  • 継手用補強金物の【制震プレートSTV】

  • 壁の補強の【Kブレース1型/ハイブリッドブレース1型】

があります。


グレートホルダーシリーズを活用すると、徹底した補強をすることが可能です。





<全体図面>



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「著者情報」

 関裕一 

東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット

​サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者

18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。

​塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。

お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。

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