工場や倉庫の屋根も定期的なメンテナンスが大事!メリットと工事の流れを徹底解説





工場や倉庫の屋根の老朽化が気になっていませんか?


大型施設の場合、「どのタイミングで屋根を補修すれば良いかわからなくて悩んだ」というお客様の声を耳にします。


実は、雨漏りなどの被害が出てから補修すると、大掛かりな工事になってしまい大変です。

補修計画をしっかり立てて、定期的にメンテナンスをしておくと安心できます。


そこで今回は、工場や倉庫の屋根のメンテナンスについてお伝えします。

メンテナンスを行うメリットや施工の流れも解説していますので、ぜひ参考になさってみてください。


工場・倉庫の屋根こそ定期的なメンテナンスが大事

戸建て住宅やマンションなどと同じで、工場や倉庫も経年劣化は避けられません。

建築当初ピカピカだった屋根は、日常的に雨風にさらされているので、年数が経つにつれて色褪せていき老朽化していきます。


年々大型化する台風や竜巻の発生により、屋根が剥がれたり飛んでしまったりするケースもあります。

被害を最小限に抑えて建物の資産価値を守るためには、定期的にメンテナンスを行うことが重要なのです。


雨漏りや屋根の破損など大きな被害が出るまで何もせずにいると、被害が大きくなり、手遅れになってしまう恐れもあります。


建物の資産価値を下げることは、できるだけ避けたいですよね。


被害を受けてからでは手遅れになる場合もある

工場や倉庫で雨漏りが発生した場合、建物への被害はもちろんのこと、仕事に欠かせない大切な機械や設備にまで被害が及ぶことも考えられます。

工場や倉庫の天井に雨水が染み込んで、壁伝いに建物内に広がっていきます。

もし、雨水が天井から下方向へ落ちてしまうと、機械や道具・材料・製品などが濡れてしまう恐れもあります。


機械設備にダメージが生じれば、仕事にも支障が出るのは避けられません。


雨漏りのせいで、せっかく作った商品が濡れてしまったら出荷できなくなりますし、材料を濡らしてしまったら使い物にならなくなるからです。

また、雨漏りによる漏電が原因で、ブレーカーが落ち、電気の供給が止まってしまう場合もあります。


突然電気が止まってしまうと工場の機械にも負担がかかりますし、ダメージが生じて正常に動かなくなることも考えられます。


このように、屋根に被害があってからでは、ダメージが大きくなりすぎて、手遅れになってしまうことがあるので、計画的を立てて早めにメンテナンスをしておくことが大事なのです。



工場や倉庫の雨漏りは、屋根に原因があるとは限りません。

外壁やその他の箇所の劣化が、雨漏りの原因になっています。


もちろん一部分だけの問題ではなく、複数個所に雨漏りの原因が見られるケースもあるのです。


大型施設の場合は、雨漏りの原因を特定することが難しい場合もあります。

気になっている箇所があれば、専門の業者にぜひ相談してみてください。

工場・倉庫の屋根のメンテナンスはメリットが多い

工場や倉庫の屋根を定期的にメンテナンスすると、メリットがいろいろあるのでご紹介します。


メリット① 建物の資産価値を維持することができる



建設当初のままで何もメンテナンスをしてない建物は、経年劣化に伴い資産価値がどんどん下がってしまいます。


一方、屋根塗装や防水工事など定期的にメンテナンスを行っていれば、建物の機能を損なうことなく維持することができ、資産価値を守ることが可能になります。


資産価値が高い建物は、賃貸でも人気物件になるので、家賃を高めに設定できるケースも。

いずれは売却することをお考えなら、建物の資産価値を維持するのは重要なポイントになります。


もちろん定期的にメンテナンスを行うと、費用が掛かります。

しかし、建物の老朽化が進み、資産価値を下げてしまった後で補修するより、コストを大幅に抑えることができるのです。

また、被害が大きくなってから補修工事をする場合、大掛かりな工事になる可能性があります。


工事期間が長くなってしまうと、仕事に支障が出たり休業せざるを得なくなったりすることも。


もし、生産停止や休業する事態になれば、工事費以外の費用も必要になってしまい、コストが膨らんでしまいます。

できればそういう事態は避けたいですよね。


メリット②企業価値を高めることにつながる

工場や倉庫のメンテナンスを定期的に行うことで、周囲から良いイメージを持ってもらえるというメリットがあります。


建物の屋根が色褪せたり汚れたりしていると、近隣に住む方にとってはマイナスな感情が生じてしまうかもしれません。

それが一因となり、建物を所有する企業に対して、良くないイメージが定着してしまうと大変です。


周りの環境にも配慮した綺麗な建物の方が、地域の方々に好感を持ってもらえますし、企業価値を高めることにつながります。

また、屋根のメンテナンスを定期的に行うと、周囲の環境へ配慮できるのはもちろん、従業員の健康や安全を守ることができます。


例えば、屋根に遮熱塗料・断熱塗料を使用すれば、夏の暑さを軽減することが可能になります。

建物内の冷房温度を控え目に設定できるようになるので、光熱費を減らす効果も期待できます。


さらに、CO2 の削減にも貢献することができ、ヒートアイランド現象を抑えることにつながるのです。

「環境問題に取り組んでいる」というメッセージにもなります。




メリット③業務効率アップと事故防止につながる

定期的にメンテナンスを行うことで労働環境を改善することができ、従業員のモチベーションアップにもつながります。


さらに、次のような効果も期待できます。

  • 業務効率がアップする

  • 安全性が高まる

  • 整理整頓で仕事の効率化が図れる

特に、屋根の塗装に遮熱塗料・断熱塗料を使用すれば、建物内部の温度上昇を抑えることができるので、光熱費の削減につながります。

また、建物内部が高温になり過ぎないので、快適な職場作りに貢献できます。

安全で従業員が働きやすい職場環境を作れれば、作業中の事故を未然に防ぐことができるのです。

  • 最近なかなか生産性があがらない

  • 従業員の怪我が増えているので心配だ

  • 今は小さいけがが多いが大きな事故が起きないだろうか

  • 従業員がいつも疲れているように感じる

  • 作業効率が悪くて残業になることが多い

このような悩みをお持ちでしたら、作業環境を見直してみるのも一つの方法です。


従業員一人ひとりが解決できる問題ではない場合もあるからです。


メンテナンスを怠って老朽化したままの建物では、作業環境としてはマイナスになってしまいます。

綺麗な建物で安全に働ける環境を整えることが、生産性アップや事故防止につながるのです。


工場・倉庫の屋根のメンテナンスで気になる点を解説!

工場・倉庫の屋根のメンテナンスに関して、よくお問い合わせをいただくのが次の3つの点です。

  • 工事中の業務・営業について

  • 見積もりや提案書について

  • 車や人の誘導について

気になる点について、一つひとつお答えします。


メンテナンス工事中も、通常の業務・営業はできる?

屋根のメンテナンスやリフォームを行う場合、通常通りの業務・営業をすることが可能です。


建物の外周りの工事が主になるので、屋内で行う業務にはほとんど影響がないからです。

従業員の方々が安心して業務に向かえるように、安全をしっかり確保した上で工事を行うようにしています。


状況によってご希望に沿えないケースもあるのですが、多くの場合、工事中でも通常の仕事をしていただくことができます。

もちろん、工事中は、通常業務に全く支障がないわけではありません。

工事の音や工事車両の出入りなどで、ご迷惑やご不便をおかけすることが、少なからずあると思います。


そのため、工場や倉庫など大型施設の場合は、定修時(シャットダウンメンテナンス)に、屋根のメンテナンスを行うことをお勧めします


建物のメンテナンスや屋根の塗装、外壁塗装、防水工事などを合わせて行うことで、業務への影響を最低限に抑えることができます。


見積もりの他に提案書や資料を作成してもらえる?

工場や倉庫の屋根のメンテナンスについてご相談をいただければ、ご予算に合わせて見積もりを作成します。


また、建物の状態にあわせて最適なメンテナンスを行えるように、提案書や資料も作成してお渡ししていますので、それらを検討材料にしていただけると思います。


車両や人の誘導もしてもらえる?

工事中は工場や倉庫の入り口に人員を配置し、車や人の誘導にしっかりと対応します。


資材や商品の搬入・搬出などで車や人が頻繁に出入りする現場でも、従業員や訪問者の安全確保を第一に考えて誘導します。


工場の屋根カバーと外壁塗装工事の流れ


工場全体を点検する


まず工場全体を細部まで点検して、現状を把握します。

屋根の傷みや外壁の汚れなど、不具合が生じている箇所を見つけるために、建物をくまなく見ていきます。

今回ご依頼のあった工場は、建築後年数が経っており、建物全体に錆びや汚れが見られます。

一般住宅と同じように、工場の外壁も経年劣化は避けられません。

外壁の錆汚れが目立つようになると、すべてをきれいに落とすのは難しく、上から塗装することになります。

盛樋の固定金具にも、錆びが見られます。

破損して外された盛樋が置いてあったので、工場全体の雨樋の劣化が気になります。

雨樋に不具合があると、雨水をスムーズに排水できなくなります。

雨水が外壁を伝って下に落ちるようになると、建物を傷めてしまう恐れもあり、早めの対処が必要です。

外壁に穴が生じている場合は、しっかり塞ぐ必要があります。

穴から雨水が入り込むと雨漏りの原因になりますし、小動物の侵入経路になる恐れもあるからです。

経年劣化によって、一度穴をふさいだ部分にひび割れが見られるので、補修が必要です。

窓ガラスが割れていると、落下する恐れがあります。

事故が起きないように、早め窓ガラスを交換する必要があります。

窓枠の塗膜が剥がれて錆が目立つ状態なので、きれいに塗装していきます。

釘が浮き出た箇所もありました。

長年この状態のままだったことが、釘の錆びつき具合からわかります。

外壁の塗膜の剥がれた箇所は、錆びつきが見られないので、最近できたものと考えられます。

錆びが発生しないように、早めに塗装する必要があります。

外壁のコーキング部分に汚れが溜まったり、表面の塗装がひび割れたりしている箇所もあります。

経年劣化によって、コーキングが弾性を失っているので、交換する必要があります。

温度変化による外壁の伸縮に対応するために、コーキングには適度な弾性が欠かせないからです。

屋根の点検を行うと、汚れがかなり目立ちます。

一部白くなっている箇所も見られます。

屋根が白く見えた部分に近づいてみると、塗膜が剥がれて下地が見えていることがわかりました。

屋根材の下地が露出した状態では、紫外線や風雨にさらされることになり、屋根の傷みが進んでしまいます。

屋根の元の色が分からない程の錆が発生している部分もありました。

屋根材が変形したためにできた隙間や、釘の浮きが見られます。

このような状態になると、塗装し直すだけでは済みません。

屋根材の破片が複数落ちていることからも、屋根材の劣化がかなり進んでいると思われます。


養生(雨漏り箇所)


点検で屋根材の固定ボルト付近からの雨漏りが見つかったので、応急処置のためにコーキング材で仮補修を施します。

そのまま放置すると、雨漏りが広がってしまいます。

屋根材に穴が開いた部分にもコーキングで覆います。

雨水が侵入すると建物内部に被害が広がってしまうので、しっかり養生します。

屋根の傷みが広がっている部分は、防水性シートで覆います。

雨水の侵入を防ぐために、さらに上からビスで固定して、ビス周りをコーキングで塞ぎます。


足場を架設する


養生ができたら、工場のメンテナンスを行うために足場を架設します。

広範囲に足場を組むので使用する資材も多く、架設に必要な時間も長くなります。

今回、工場の庇部分は波板に穴をあけて資材を通したので、工事後に新しい波板と交換しています。


足場の架設が完了したら、周囲に汚れが及ばないように全体をメッシュシートで覆います。

メッシュシートは折りたたむことができるので、台風などの悪天候時は吹き飛ばされないように配慮します。


外壁塗装前に高圧洗浄を行う


外壁塗装を行う前に、外壁全体の汚れを落とすために高圧洗浄を行います。

主な汚れは、埃や排気ガスによるもの。

特に、排気ガスなどの油分を含んだ汚れは落としにくいため、高圧洗浄のジェット水流で洗い流すのです。

汚れと一緒に、劣化して剥がれかかった塗膜も洗い落とします。


外壁塗装(吹き付け塗装)


今回依頼を受けた工場の外壁には凹凸がありますし、広範囲への塗装が必要です。

そのため、外壁には吹き付け塗装を行います。

吹き付け塗装は、ノズルの先から塗料を霧状に噴射させながら塗装していきます。

まず下塗りをした後、中塗りと上塗りを行います。

上塗りまで終えたら、塗膜が剥がれていた外壁が見違えるようにきれいになりました。

外壁塗装はこれで完了です。


今ある屋根に新しい屋根を載せる「屋根カバー工法」


屋根の上から新しい屋根を載せるのが「屋根カバー工法」です。

屋根カバー工法なら短期間で工事ができ、廃材も減らせます。

まず、現在の屋根材の固定ボルトをカットし、屋根に出っ張った部分が無いようにします。

新しい屋根を載せた後は、補修するのが困難になります。

そのため、もし屋根が傷んでいる部分があれば、先に補修を施します。

今回は、古い屋根の傷んだ部分を切り取り、新しい屋根材を被せて固定しました。

補修が済んだら、古い屋根の上に新しい屋根材を設置します。

屋根カバー工法は屋根材を重ねるので、なるべく軽い屋根材を選ぶのがポイントです。

軽い屋根材を用いることで、屋根の重量を少しでも減らすことができるのです。

新しい屋根材を設置したら、棟付近に防水用のスポンジを取り付け、棟板金も設置すれば完了です。

屋根が傷んだ箇所をしっかり補修しているので、雨漏りの心配もありません。



一階屋根の屋根カバー工法